両神山の花


「両神山」と書いて「りょうかみやま」と読みます。


といってもぱんだの手元にあるガイドブックに書いてあるだけで、本当のところはわかりません。(疑りぶかいなーあせる


山名の由来も書かれていて、それによるとイザナギ・イザナミの2神を祭るからという伝えがるそうです。


また、日本武尊が戦勝祈願で筑波山に登る途中、西方に8日間も見え続けた山ということで、八日見山という説もあるそうです。


他にも竜神山、竜頭山など多くの呼び名と伝説を秘めている山だとか・・・


たしかに・・・

ここにあげた4つだけでも、「りょうかみやま」と読めますね叫び


言葉や地名には意外な真相を伝えるものがあっておもしろいなー・・・と思ったしだいです。


北海道の地名はアイヌ語に漢字を当てはめたものが多く、その漢字の意味とことばそのものの意味がぴったりと合ったものもあれば、明らかに当て字だと思うものもあります。


以前このブログで『「占い」は信じるな!』 という本について書いたのですが、その本の中に「日本人はなまじ漢字を知っていたために、単なる記号であった文字に意味を当てはめて占いの内容をゆがめた。」というようなことが書いてありました。


それに通じるかどうかはわかりませんが、山の呼び名も最初は別の意味があり・・・

たとえば、その土地に古くから伝わる言い伝えだったり、人だったり、出来事だったり・・・

そういったものに漢字を当てはめることによって、様々な意味が作られていったのではないかと・・・


つらつらと考えた次第です。


「りょうかみやま」またはそれにちかい呼び名があって、それに後年漢字を当てはめた。

その結果、神話に結びついた神社が建てられ、信仰が集められていったのではないか。

もともとは現地の人々の素朴な山岳信仰であったものが、日本神話に置き換えられていったのではないか。


そして、時の権力に利用されていったのではないか・・・


りょうかみやまがいつの時代に成立したのかはわかりませんが、日本書紀が編纂された時代よりはずっと古いはず。


日本人、のみならず人類の歴史は新しく、国家というものが存在しなかった時代から、山々は厳然と存在していたのだと思います。


両神山

八日見山

竜神山

竜頭山


すべて「りょうかみやま」です。


山の名前からいろんなことを考えてしまいました。

個人的には「竜神山」なんかが好みです音譜

親切なおじいさんの竜神様が、雨なんか降らせてくれそうじゃないですか?


稲作にはもってこいの神様・・・のような気がしますニコニコ



清水