今日は頑張ってルームに画像をアップしてみました。
なんかまだよくわかりません・・・
プロフィールにも画像を入れようと思ったのですが、サイズが大きくて出来ませんでした。
いい写真があったのに・・・残念です。
これから少しずつ充実させていきたいです
で、今日の一冊ですが・・・
紹介したかった本がどこか奥深くにしまいこんでしまったようで見つかりませんでした。
『沈黙の春』と状況は違いますが環境汚染の関連で、タイトルは
『渚にて』
といいます。
amazonで検索したところ、ありました。
- ネビル・シュート, 井上 勇
- 渚にて―人類最後の日
以前の職場で一緒だった人が印象深かったと言っていた映画の原作でした。
その話しをしてからしばらくして、本屋に入ったときに偶然見つけて買いました。
名作の復刻版ということで、お店に並んでいました。
第3次世界大戦後の世界が淡々と描かれている小説です。
南半球の一部を残して、世界に放射能が拡散しています。
やがて遠からず、放射能は全世界を覆い尽くすことでしょう。
そこに待っているのは人類の滅亡です。
その日はすぐそこに迫っていました。
登場人物は、騒ぐでもなく嘆くでもなく、状況を受け入れていたと記憶しています。
なかにはカーレースに没頭して命を落とす人たちもいます。
死は確実にそこにあって、それがほんの少し早まるだけのこと。自暴自棄といってしまえばそれまでですが・・・
ある女性は恋に落ち、ある男性は故郷で死ぬためにあえて放射能汚染の到達した町に戻っていく。
そしてある主婦は、自分に来るはずのない次の春のために庭に球根を植えていました。
それは、静かな物語です。
潜水艦に乗った軍人は世界の情勢を探査し、どこまでが放射能によって汚染されたかを調査するという任務に忠実に従っています。
わかりきった未来であっても、人は自分の使命を果たそうと残された人生を生きています。
明日世界が終わるかもしれない。
自分たちの力ではどうすることも出来ない。
そうなったとき、あなたはどんなふうに今日を生きますか?
わたしはそんなときでも、読まれることのないブログを書いていられる人間になりたいと思います。
考えてみれば、誰にとっても確実な明日があるわけではありません。
人が生きられる環境を提供してくれている自然に感謝して、死ぬまで生きること。
そんな当たり前のことが大切なのではないかと思う、今日この頃のぱんだなのでした。