昨日から『朗読者』という本を読んでいる。


作者はベルンハルト・シュリンク

ドイツの作家だ。


読み始めて気がついたのだが、この本は以前読んだことがあった。

15歳の少年が年上の女性と恋に落ちる話だ。


「何かを朗読してよ」

と彼女はいつも本を読んで欲しいと言う。

二人は密かに逢瀬を重ねるが、ある日突然彼女が失踪。


数年後、大学生になった彼は彼女と再会する。

ナチスの戦犯を裁く法廷で・・・


わたしがこの本を読んだのはずいぶん以前のことだ。

奥付をみたところ初版が平成15年の6月になっている。

yondaパンダのファンであるわたしはこの時期になると思い出したように新潮文庫を買う。

なぜかというと、毎年9月末頃の締め切りで、

「2冊読んだら必ずもらえる」というキャンペーンをやっているからである。

パンダのストラップだったり、ブックマーカーだったり・・・

今年はブックカバーだった。


yondaパンダグッズも充実しているので、新潮文庫マークを集めるために読みたくないものまで買ってしまうときもある。今回もどうしようかと迷っていて、この「朗読者」を買ってしまったのだった。

以前読んだことも忘れて・・・

(おもいっきり、新潮社の宣伝にのせられてます)


わたしのよく行く本屋で、この本は常にお薦めの一冊になっていた。

なので常に気にはなっていた。

そして迷うとついそのお薦めを手にとってしまうのですね。

何回も・・・


冒頭を読んで中身を思い出したということは、そこそこ印象に残っていたんだと思う。

イメージが鮮明に浮かぶ場面もあったし・・・


同じ本を2回読むことはめったにないのだが、今回はせっかくなのでもう一度読んでみようと思う。


ベルンハルト シュリンク, Bernhard Schlink, 松永 美穂
朗読者 (新潮文庫)