あの子が現世を去ってから片付けの日々



大きく動くと反動が強い



少しだけ整理すれば数日間の辛抱



だけど動かずにいられない



空気の入れ換えをしてなかった場所の窓を開けて新鮮な風が入る



汗だくで動き流れる汗が目に入る



ごみ袋を持ってポイポイ捨てながら拭き掃除



後ろで男の子が監視してる



知らないふりをして掃除をして



頭の中をカラにして無心で片付ける



だけど片付けにも自分の限界がある

もう無理だと思うとこまで頑張った



男の子がずっと恨めしそうにみてた



ごみ袋を持ってウロウロする私の後をついてくる



ゴミの日に出すから玄関近くに置いてある



気が付けば男の子は玄関で寝てる



男の子が少し痩せてきてるの心配



大好きなご飯を買ってくたけど

少しだけ食べて終わり



今日もずっと玄関近くに寝てる



ごみ袋で臭くないのか?



あの子の部屋の汚れた物を捨てたから怒ってるよね



ずっとそのままでは無理だよ



男の子には大切でも 他の人にはゴミだから



あの子の愛情をたっぷりもらったからね



私が悪いから怒られるしかない



だけど片付けをしてるのに



片付かないようで片付いているのか悩ましい



動けば動く程に寝れなくて



老化かなぁ?