あの子の名前は私が考えて付けた



ひらがな カタカナ 漢字 ローマ字 etc



私の好きな言葉から選んだ



名前の由来を聞いた あの子は喜んでくれた



家の猫たちにも意味がある



猫の顔を見て決めるけど…なんとなく…


適当感は駄目だった


ちゃんと真剣に考えて 命名



あの子の大切な男の子や彼女もそう


「名前を付ける?」と聞いた時


「どうして?」と逆に聞かれた


「最初のプレゼントでしょう」と言ったら


名前は私であだ名が あの子の担当になってた



男の子と彼女を呼び捨てにした事はない



名前もあだ名も理解してる



賢いな〜って尊敬してる



あの子が着ていた部屋着のモコモコガウンを羽織ると


彼女は上に乗ってご機嫌だけど…



時々スイッチが入って怒り出す



手が付けられない…彼女はひたすらに愛した人が


帰宅しないから




違うな〜私が知らないフリをしてるのか



あの子の最後の姿や言葉を知っているだろう



私はいまだに直視出来ない




彼女たちは待っているのにね



「いいね」「ぴったりの最高の名前」



そう言ってたのにね



この子たちにも ごめんね しか言えない