減税日本ナゴヤ 河合市議のこと | 世直し先生 鹿島としあきのブログ

減税日本ナゴヤ 河合市議のこと

 わが会派について、一市議として、会派の一メンバーとして現況について


述べたいと思います。


 まず開口一番、市民の方々に 度重なる不祥事について心より深く深くお詫


び致します。  申し訳 ございません。 今回の河合議員の一連の不祥事に


ついて、「鹿島市議として、市議仲間として、会派の同僚として市民への説明


責任があるのでは?」という質問が数件寄せられましたので、現時点で私が


知る範囲内で書かせていただきます。


◎ 事実関係  時系列に


  昨年11月    所属する経済水道委員会の議員派遣として、議長宛に


           東京都杉並区の劇場視察の要望書を提出、承認された。

          

           当初は「日帰り」で申請したが途中で前日宿泊の1泊2日に


           訂正申請。 これは「朝8時以前に自宅を出なければならな


           い場合は前泊を認める」旨の内規があり、杉並区の劇場 


           10時の約束のために これも受理された。


  12月17日(土曜)  名古屋を出発、東京にて宿泊、翌日18日(日曜)


           10時、女性を同伴して劇場に現れる。そして 申請していな


           かった女性と共に二人で視察完了。


           今年に入り、視察費 約52,000円を受領。 これは政務調査


           費でなく、議会派遣ということで申請、許可されています。


  今年6月       女性同伴での視察が、マスコミによって報道された。


           同伴した女性については「知人から紹介された劇場に詳しい


           方で、当日が初対面」と説明していた。 それ以外は、名前も

     

           住所も職業も明かさなかった。


  6月22日     マスコミに向け、「軽率だった」と弁明。


  6月29日     視察手当 約52,000円を返金。


  7月 3日     昨年11・12月に購入した漫画雑誌等 4,829円を 政調費と


           して請求、受理していたことがマスコミの指摘で発覚。

  

           直ちに返金、謝罪した。


  7月 6日     市会事務局より、河合市議に、約52,000円の返金理由を


           書面にて提出するように指示された。


  7月17日     返金理由の「申出書」を市会事務局に提出。 その文面に


           「私的旅行であったため」と言う記述があり、問題となった。


  7月20日     議会運営委員会理事会での招致 無断欠席 


           当日の団総会も 無断欠席。  1週間ほど、市議と連絡がと


           れない状態が続いていたが、この日、やっと党関係者のO氏


           とつながり、O氏、会派副団長の大村氏と市内の喫茶店で面


           談した。 O氏、大村氏が 理事会への出席(その時点では遅


           刻)を勧めたが受け入れられなかった。 翌日の記者会見を約


           束して当日は別れた。


  7月21日     記者会見 当日朝 キャンセル  記者会見後、理事会が


           開かれる予定だったが、27日に再招致することを通達。


  7月27日     午後1時半開催の理事会に招致され、出席。 理事会の後、


           記者の質問に答えたが、そのときの市議の態度に批判が集ま

 

           った。


           夜8時より 団会議。 その場で団員に謝罪。

 

           9時より 団執行部 会議


  7月28日     午後4時半より 団執行部 会議


  7月29日     午後6時より 党 幹事会



   12月の視察は、当初は純粋な視察であっただろうと推察される。 それが

 

 女性同伴したことで、しっかりした当初の説明がなされなかったばかりに、どん


 どん自分を不利な立場に追い込んでしまったと思う。


 

☆ 問題点1.  視察の申請では単独視察であったのに、何故 女性を同伴した


     のか。 視察当日 都の職員から申請の出てない女性の視察を断られた


     のに、ごり押ししたと受け取られているが、真実はどうか?


      また、同伴した女性について「山下さん」とだけ明かし、、記者の質問


     にも、それ以上は全く答えなかったことに,余分な疑惑を増幅させたと


     思う。 公務で視察をしているのに、説明できない私人を連れて行くのは


     確かにまずかったと思う。


☆ 問題点2.  公金 約52,000円を返金してしまったミス。 この点については


     経験不足だった会派ゆえに起きてしまったミスであり、もし 私が当事者


     であったなら、私も同じミスを犯してしまっていたと思う。 この支給され


     た金額について、公務を遂行する点において、一点の曇りもないのなら


     ば、返金までしないで、犯したミスのみの謝罪に務めるべきだった。


      公金を返したがために次の問題点が浮上した。


☆ 問題点3.  「最初から私的旅行だった」の表現は事態を悪化させるだけで


     あった。 なぜならば、私的旅行なのに、議会を欺き 議会事務局を使い、

      

     視察の準備をさせ、視察費用を受け取ったのか? マスコミと議会からの


     質問に全て答えることもなく、議員派遣を「私的旅行」 と変更した理由と


     して当初、会派関係者の O氏の勧めでと 言っていたが、O氏の話による


     と、「私的旅行への変更を勧めたのでなく、『最初から私的旅行で行くべ


     きだった』 と言ったのを、違う受け留め方をしてしまった」ということらし


     い。 本人の認識とはかけ離れた弁明をすることになってしまった。


☆ 問題点4.  公人としての説明責任の放棄。 無断欠席したこと。 


     理事会も「公人としての姿勢に疑念を持たざるを得ない。市会への信頼


     を失墜させた」と延べている。 


 我々 公職者は市民から疑念を抱かれるようなことがあってはならないが、もし


わが身に「火の粉」がかかるようなような事態が生じたら、「火の粉」から「火事」


にならないように、早急に自分の手で「火の粉」を振り払わないといけない。


 今回の一連の不祥事は、初期対応の拙さが、これだけ大きな問題に発展して


しまった。 何度も言うが、委員会派遣として視察をして 視察費用を受け取った


ことに全く問題はない。 「女性同伴の視察」が発覚した時点で、真摯な反省と


説明責任を早急に果たしていたなら、市民も納得していただけた方が多いだろう


し、理事会もわざわざ一市議のために招集・開会されることはなかったし、何度


も団会議・執行部会が開かれ、何人の仲間がこれほど多くの時間を費やす事も


なかったであろう。 今となっては、マスコミに対する反感からではなく、市民に


対して心よりお詫びをする姿勢を見せて欲しいと願うだけである。


 今日10時から始まる市長記者会見で、河合市議に対する党としての処分の


説明があるだろう。 と思っていたら、中日新聞に処分の内容が先に載ってしま


った。「党員資格停止1ヶ月」という決定だった。 会派としての処分も、市議から


の聞き取り調査が完全に終えてから決まるだろう。


                             平成24年7月30日 午前9時