最近 気になること
毎朝6時に起き、愛犬ラミーの散歩に出かけます。 通称「惣兵衛川」
に沿って 伊奴神社の辺りを歩きますが、ここ2週間ばかりは【桜 】が満
喫できました。 花粉症対策でマスクをして花見を楽しむ気分ではないの
ですが、しばし立ち止まって咲き始めの桜に胸をときめかし、満開の桜
を愛で、散りゆく桜に人生の儚さを重ね見ていました。 桜が殆ど散りか
けた時期に、「やはり」と頷ける新聞記事が目に飛び込んできました。
「日本の国民一人当たりのGDP、2030年に韓国に抜かれる」
経団連の調査機関が発表した統計資料に基づく予測だそうです。
GDP ~ 国内総生産=日本の国内で、1年間に新しく生みだされた
生産物やサービス の金額の総和のことです。GDPはその国
の経済の力の目安によく用いられます。
では ここで日本、韓国、中国の国民一人当たりのGDPの推移と世界
のランキングを見てみましょう
☆ 国民一人当たりのGDPの推移・ランキング(対ドル換算)
1992年(順位) 2002年(順位) 2012年(順位)
日 本 30,979( 9位) 31,246( 8位) 46,972( 18位)
韓 国 7,288( 43位) 12,093( 35位) 23,680( 35位)
中 国 416(129位) 1,038(111位) 5,895( 89位)
☆ 世界のランキング
1992年 2002年 2011年
1位 ブルネイ 1位 ルクセンブルグ 1位 ルクセンブルグ
2位 ルクセンブルグ 2位 ノルウェー 2位 カタール
3位 カタール 3位 スイス 3位 ノルウェー
8位 アメリカ 4位 アメリカ 14位 アメリカ
20年後の2030年までに一人当たり国内総生産において韓国が日本
を抜くであろうと記されていた。 少子高齢化や生産性の伸び、財政状
況などを加味した複数のシナリオによる予測ではあるが、「国民の豊か
さ、経済の質」を示す指標として用いられる「一人当たりのGDP」で、日
本経済が10年代からマイナス成長に陥るという予測は、不安になる。
昨年末、韓国ソウルの教育視察に出向いたが、韓国の元気の良さを
目の当たりに見てきただけに納得できる予測である。 韓国経済発展
の基盤となりうる「学生の英語力」アップの視察に出向いた。 日本より
も対外貿易の依存度が高い韓国にとって グローバル産業の育成は国
力増強の根幹を成すものであり、英語力は必然的に要求されてきたも
のであると言ってよい。 国際語としての英語力を韓国に差を付けられ
てきたのが、即 経済力の差に繋がるとは言わないにしても、その相関
関係は無視できないと思える。
少子高齢化で労働力の現象は避けられない状況におかれる日本に
とって、経済発展を基から構築する時期に来ている。
名古屋市政の観点からも、名古屋の経済を後退させない施策を 常に
考え、名古屋市民の生活を守らなければならない。 これからの1年間
は、名古屋が元気付く提言を仲間と共に考え実行していきたい。