今回は低容量性ショック時における心拍に
ついて説明します。
低容量性ショックの場合、収縮期血圧が
下がるまでに3つの段階を踏んでいきます(これを下の図に示しています)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170325/22/yona4730/17/97/j/o0638047913898338211.jpg?caw=800)
低容量性ショックは5つの段階がある
(全血液量は体重の約8%。今回は体重50kgの全血液量=4Lとして以下の説明をしていきます)
血管内容量の15%を喪失(4Lの内、620mlを
喪失)をしても、血圧は正常で心拍数が軽度
上昇するのみです。
血管内容量の20%を喪失(4Lの内、800mlを
喪失)すると体位変換試験が陽性と
なります。
体位変換試験とは
●仰臥位で心拍数・血圧を測定。
↓
●立位または端座位で1分・2分・5分後に心拍数・血圧を測定する。
*心拍数が30以上上がったり,血圧が10以上下がれば陽性。
血管内容量の25%を喪失(4Lの内、1000ml
を喪失)では、大事な臓器に血液を送る為
に末梢の血管をしめるので、収縮期血圧は
正常で拡張期血圧が上昇し脈圧(収縮期血圧
-拡張期血圧)が小さくなります。
この時、一回拍出量が低下しているので、
心拍数を上げることで代償していることが
多いです。
血管内容量の30%を喪失(4Lの内、1200ml
を喪失)となって初めて、ショックと言われ
る状態となります。
※低容量性ショックの場合は血圧よりも
脈拍数の方が感度がいい
参考文献
↓
ついて説明します。
低容量性ショックの場合、収縮期血圧が
下がるまでに3つの段階を踏んでいきます(これを下の図に示しています)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170325/22/yona4730/17/97/j/o0638047913898338211.jpg?caw=800)
低容量性ショックは5つの段階がある
(全血液量は体重の約8%。今回は体重50kgの全血液量=4Lとして以下の説明をしていきます)
血管内容量の15%を喪失(4Lの内、620mlを
喪失)をしても、血圧は正常で心拍数が軽度
上昇するのみです。
血管内容量の20%を喪失(4Lの内、800mlを
喪失)すると体位変換試験が陽性と
なります。
体位変換試験とは
●仰臥位で心拍数・血圧を測定。
↓
●立位または端座位で1分・2分・5分後に心拍数・血圧を測定する。
*心拍数が30以上上がったり,血圧が10以上下がれば陽性。
血管内容量の25%を喪失(4Lの内、1000ml
を喪失)では、大事な臓器に血液を送る為
に末梢の血管をしめるので、収縮期血圧は
正常で拡張期血圧が上昇し脈圧(収縮期血圧
-拡張期血圧)が小さくなります。
この時、一回拍出量が低下しているので、
心拍数を上げることで代償していることが
多いです。
血管内容量の30%を喪失(4Lの内、1200ml
を喪失)となって初めて、ショックと言われ
る状態となります。
※低容量性ショックの場合は血圧よりも
脈拍数の方が感度がいい
参考文献
↓