①小脈圧<収縮期血圧/4
 (ショック+小脈圧)

 ○低容量性ショック:頸静脈虚脱

 ○閉塞性ショック:頸静脈怒張

収縮期血圧の1/4以下の脈圧(収縮期血圧-

拡張期血圧)を伴う低血圧は、低容量性と

閉塞性ショックの所見です。

この2つを見分ける方法は、内頸静脈

診察する事でわかります。
(頭部を30度ぐらいギャッチアップして患者さんの右側から視診すると見やすい)




②心拍数<60 洞性徐脈
 (ショック+徐脈)

○心筋伝導性の障害:末梢冷感
 (心原性=カテコラミン)

○副交感神経の活発化:末梢温感
 (神経源性=副交感神経)

心原性ショックではカテコラミン(緊急の際

に生体を活性化させる反応の事)が放出して

いるため、末梢冷感や冷や汗を伴い、

副交感神経系が優位となる神経源性ショッ

ク(前回のショックの用語説明を参照)では

末梢温感を伴います。


参考文献