Qと出会って2年以上経った…


思えば、その日から

一日も一瞬も忘れたことがない

しかも現在も、テンションは当時のまま



手も繋いだことがない


恋愛じゃない


なのに

ずっとその存在とともにいる


思い込みじゃない

現実にも会っているから



恋愛じゃないのに

1週間か2週間に一度は
二人きりで会う

お互い個人事業主で、自由業だけれど

仕事とかに絡めて会う


会ったついでに車で買い物に行ったり

ドライブに行ったりする



二人でいたいとお互い思ってると思うのに

言葉にはしない



私たちは


年齢差が大きい


女性である私が19歳年上

しかも50代も半ば過ぎ

成人した子ども二人と
孫もいる




相手は30代後半
独身
彼女なし



これだけで一般的には
カップルになるのは困難…



私自身、そう思ってるし
彼もそう思っている


お互いそういう対象にはならないと
確認し合ったこともある


それなのに

会いたくなる

そして、なぜか

彼も応えてくれる


彼から誘ってくることもある


二人でいることが
やはり楽しくて


会ってしまう


買い物したり
ドライブしたり
仕事して


それだけで

品行方正に帰宅する



それを2年以上続けている


私は
彼が頭と心から一時も離れず、
そういう自分で夫と暮らすことがつらくて


卒婚するしかなかった…


生木を割くように辛かった別れ…

仕方なかった…



自分勝手過ぎると
何度も思ったけれど


嘘つけなかった


本当のこと伝えた



30年以上も連れ添い、

二人で築きあげた
安定した生活を



捨ててしまった


ありえない選択


辛いにもほどがある

初めて

死にたくなった

消えたかった

板挟みの辛さを知った

運命を恨んだ




Qには伝えなかった

彼のせいと思ってほしくなかったから


あくまでも私の問題


そのうちバレたけど

たぶん真実はやんわり気づいてるけど


嘘ではない、
一番ではない別れの理由を伝えた…



嘘つけないのに

真実は隠した


バレバレなのに

言えなかった