「読書の師走Ⅰ@シンガポール」に続き、12月中旬に読んだ本 そして最近読んだ 3冊を紹介します。
太字箇所は毎度の事ですが文中より抜粋した文章です。


「虚構市立不条理中学校/清水義範著」


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(著者は・・・愛知県名古屋市生まれ、愛知教育大学卒。1988年吉川英治文学新人賞受賞)

お友達から「バービーちゃんに是非とも読んで欲しいの~!」と言われ、お借りした本。

SF小説のような 教育討論会のような アクションもののような内容・・・

ハイテンションに物語が展開しながらも 読み手自身は子供たちの教育について 今一度、踏み留まって考える機会を与えられたような気がしました。

議論だらけのセリフの中に・・・可笑しな駄洒落紛いの先生方の名前に毎度爆笑させていただきました。



「インド人とのつきあい方/清 好延著」


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(著者は・・・インドビジネスの第一人者、インド滞在は22年を超える。三菱商事入社後、カルカッタ、ニューデリーなどに駐在。退社後、日印調査委員会、JICA専門家としてを促進、インド商工会議所連盟日本室に勤務)


我が家のお隣さんもお向かいさんもインド人ファミリーなので とっても気になる題名・・・
実はshingachanが夜寝る前に読んでいる本を 昼間のうちに読ませていただきました(笑)



読み始めたのが アジア文明博物館の日本語ガイドツアーを受けた翌日からだったので・・・
宗教関連のことはスルスルと頭の中に入ってきました。

が、ビジネス・経済関係のことは・・・正直、頭になかなか入ってきませんでした。(苦笑)


いやぁ~ 為になる本でした。「へぇ~!」の嵐でした。


一番驚いたのは インドでは法科を卒業すると弁護士(Adocate)を名乗れるということ。
資格試験はなくて、簡単な面接でインド弁護士会からライセンスが発行されるとのこと。
自称:弁護士 が多く。質の違いは非常に多様~オウンリスクが基本のインドならでは・・・と。

日本がその制度を採用していたら・・・バービー・コケも自称:弁護士です。(爆)


二番目に驚いたのは 日本の昔話に出てくる「桃太郎の鬼ヶ島」=セイロン島(スリランカ)だということ。セイロン島は「ラーマ・ヤナ」(悪魔の住処)と呼ばれていたそうな~って、その悪魔の島にビジネスで何年(通算何年いっていたのか?鬼が島だと知っていたのか?を父に訊きたい)も行っていた父・・・桃太郎みたい?



三番目に驚いたのは 先日博物館で「破壊と再生」の神であるシヴァ神、ロックだなぁ~♪いいねぇ~♪と好感を持っていたのですが・・・ シヴァ神=大黒天 だという事実。 へ~ぇ!!!


いやいや ビジネスの奥義を伝えてくれる本なのに・・・全然違う箇所ばかりに感心を寄せてしまい著者に失礼な読者でした。


でも、お隣のインド人さんとお付き合いできる勇気をいただけました♪

インド人が認めている日本の良い点は、製品の品質、時間厳守、どこもが清潔できれい、安全な社会といった具体的なものに加えて、忠誠心、思いやり、親切、道徳、文化、順法などの精神的なものをあげている。彼らは、外国人蔑視、傲慢、高慢、無理解、軽薄、享楽、無駄、贅沢など日本人の短所も見抜いているが、それは人間の弱さとして、普遍的なものとして整理した上で、日本人の長所を評価しているようだ。それで大の親日家になっているのだ。

仲良くするぞ!


記憶はウソをつく/榎本博明著


(著者は・・・心理学博士。自分とは何か、に悩む人々に支持される心理学の論客)

この本・・・日本から送ってもらったものですが・・・
送ってもらっただけあって 面白かった…興味深かったです♪

人間がウソをつくのではなくて、記憶がウソをつくのだと・・・読み進めていくとその通り!と思えてしまう。

そして記憶が再構成されていく過程も・・・納得。


冤罪と言うあってはならないものも・・・こうした記憶のウソによって成立してしまっている場合も。

自分の記憶にだまされるな・・・と著者は仰られています! ホントだわね♪ 
思い込みほど怖いものもないものですわ・・・。


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今年はテレビを観ないで 本当によく本を読みました。
最初からレビューを書いていれば良かったなぁ~ でも ミルクティーさんのお陰でレビューを書き始めて本当に良かったです。 来年も読んだら記録していこうと思っています!



28日大安の日に購入した『お正月飾り』『お鏡餅』、今朝 飾りました♪