ガセネタ - 宇宙人の春 | 読むこと考えることその他

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午前は、日本人によるパンク、ニューウェーヴ、アヴァンギャルドです。

性別制限を外しました。



多分、1979年頃のライブです。

歌詞:
空中に沈む
見慣れない変なやつ
いつも気づかれない
誰からも素通り

巨大なメガホンを口に当てて
なんだか訳の分からないたくさんのことを
上からばあばあ喚いている
これではまるで雑踏の喧騒だ
もう止めろ
怒鳴るのはたくさんだ

つんぼになる
おしになる
かたわになる

手足のないだるま
のっぺらぼうのふぐ
ステンレスのお腹
三角尖り帽子

一度でも口から離したら
それっきりでおしまいに死んでしまう
哺乳瓶の口を銜えて
ただ押し黙ったまま壁を向いて
何光年も座り続けているだけ

何もしない
何も出来ない

もはや壁はない
けれど深い空白が閉じている
世界の結び目はつんつるてんに滑る

震える指先
心のブタを
クスリの散弾銃で
めった打ちに

がんじがらめの眠たいような
クラクションのざわめきに起こされて
凶暴なやるせなさが本気で床の間に座り込む

生きたくないから 突っ立っている
食べたくないから 引きずっている
眠れないから 咳き込んでいる
死にきれないから つばを吐く
交わらないから 腐っていく
遊ばないから 突き飛ばされる
やりきれないから 笑っている
続かないから 壊している

人間だらけの
星屑砂漠に
どこからも見えない
空中のお前


by ガセネタ