目の前のカナダ生活に慣れ、適応することに全振りしている日々を送っていましたが、生活が少し落ち着いてくると、ふとこんなことを思うようになりました。

 

息子達にはこのカナダ滞在がどんな風に写っているのだろう…

 

お母ちゃんにとってのここでの生活はまさに「母親としての生活」です。

 

見えていることも、考えていることも、母親目線の2024年ブリティッシュコロンビア州。

 

でも、長男と次男が成長して大人になり、この数か月を振り返った時、この日々を一体どんな風に思い出すのだろう、位置づけるのだろうとついつい興味が湧いてきてしまいます。

 

お母ちゃんの日常といえば、

 

・ホームスクーリングの学習内容作りや採点

・1日3食のための買い出し・献立作り・調理・片付けの仕事割り振り(物価高騰と円安で外食の選択肢なし)

・円とカナダドルの為替チェックや家賃を払うための現金引き出し

・プレイデートの予定管理

・ハラハラドキドキの右側車線運転

・賃貸物件や教育といったカナダの現地情報収集

・家庭医がいないのでケガや病気に対してヒヤヒヤ

・ケンカの仲裁などなど。

 

でも、息子たちの目線になってみると、多分

 

・湖や川での魚釣り

・湖やSpray Parkでの水遊び(トロントではWater Parkって呼ばれていたな~)

・日本より頻繁に食べられるアイスクリーム

・空気が乾燥している夏

・バイオリンのSandra先生

・無料イベントがいっぱいの公立図書館

・やたら広いスーパー

・よく目にする野生の鹿やリス、モルモット

・サマーキャンプで出会ったお友達

・Roblox(カナダに来て解禁されたオンラインゲーム)

・他人との共同生活

・でかい食器洗い洗浄機

・車での移動中に聞くオーディオブック

 

異文化の何に触れて、何を感じて、そこから何を自らに取り入れていくのか…。

 

ハッキリ言って、母親1人で子供2人つれて半年近く外国暮らしするのはとんでもない挑戦でした。でも「やりたいことがあるなら、挑戦してみたらいいよ」なんて、言葉じゃなくて背中で語るものじゃないかと思っています。

 

最近、次男が

 

「結婚するなら、ふつうの人がいいな。ママみたいな普通の人とする。ママみたいな人がいい。」

 

と言っていました(何歳まで言ってくれることやら)。

 

うーん、お母ちゃんが普通かと言われると、日本の田舎ではちょっと珍しいかもしれません(浮いているともいう)。

 

30歳や40歳になった息子たちに、この2024年カナダ滞在のことをどんな風に覚えているのか聞いてみたいと思う今日この頃です。