留学に関する情報を更新したくて、2020年2月に出版されたこちら↓読んでみました。
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留学を考え始めた親と子が読む本
1,980円
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お母ちゃんがイギリスで暮らしていたのはもう9年も前ですからね~世界の事情はめまぐるしく変わって、留学の事情も変化していますから、ちと情報更新です。ほら、息子たちがいつか留学するかもしれないし?母子留学するかもしれないし?子育て終わった後にお母ちゃんが留学するかもしれないし?(←膨らむ妄想(;^ω^)
①まず、ググっときた内容はこちら。国際人として必要な条件。
・品格のある日本語力、英語力
・幅広い一般知識の教養
ですよね。大共感です。「そうなの、そうなの!」と思いながら読みました。次に・・・
英語は話す速度や発音の良さで判断されるものではなく、英語でも日本語でも求められるのは内容と品性です。(P50要約)
そうなんですよ!もう、10代の頃ならいざ知らず、お母ちゃんもこの年になってきて、色んな英語圏の方とお付き合いしてみて、内容と品性のある立ち居振る舞い、発言をしていたら、色んな方からの尊敬、好意は後から勝手についてくるなと感じています。
次に上がってくる2点。
・自分の専門分野の知識の深さ
・日本の文化と歴史に対する一定量の知識
こちら、1点目は息子達に自分で身に着けてもらうとして、2点目はお母ちゃんが母として取り組もうと思っています。特に、明治維新後から現在にいたるまでの日本の歴史は、一筋縄ではまいりません。そして、現在の歴史の教科書と学校の歴史の授業に、お母ちゃんは全く満足しておりません。たった一つの正しい答えなどそもそも存在しない歴史の学びに対して、事実と主観をしっかり分けた上で、息子たちの頭でしっかり考え、悩んでいってもらいたいと思っています。
②次にググっときたのはこちら。
どの国にも「自国民の雇用を守り、失業率を抑える」という大原則があります。(p60)
そう、正規に海外で働き続けるのは難しいんです。お母ちゃん、恥ずかしながらここのところがあまり分かっておりませんでした。国際結婚組やハーフの友人も多く、海外駐在員の親戚、知人も昔から身近にいたために実感することが少なかったのです。
けれど、自分が欧州に住んでいた頃現地でであった日本人の方々、今どれくらい海外で働いているのかといいますと・・・
殆どが日本に戻ってきています。留学生ビザとワーホリビザで滞在していた方たちは9割方日本に戻っています。2年や3年といった期限つきの海外駐在員の方たちも戻ってきています。まあ元々日本の企業にお勤めなのだから自然な流れですよね。
現地でお相手を見つけた国際結婚組と、任期の長い海外駐在員組はまだいますが、現地で正規の仕事を見つけて働き続けている方、実感としてもとても少ないです。
「出来れば日本に戻らず、こちらに長く住みたい。」と考えていた方が多数だったにも関わらず・・・です。突然日本に戻るよう勧告されて泣く泣く大好きなパリを離れた知人もいます。
それを考えると、留学っていうのは、就労に比べてはるかに簡単に滞在許可のおりる方法だったんですね。
ただ、私の周りに「留学で学んだこと活かして日本を良い国にしたい」みたいな志がある方が殆どいないのは問題ですよね(;^ω^)留学の動機に「母国の発展のために」ではなく「日本を離れたくて・・・」を挙げる方が多いのは、計りにくいことですが深刻な問題だと肌で感じます。
今、先進国の流れが自国民の雇用を守る方向に流れ出しています。あ、日本はなぜか規制緩和して逆を行っていますけど。
この先、息子たちが留学、就職する頃にはどんな状況になっているのか。お母ちゃんは母として何が出来るのか。台所のテーブルで10年後、20年後に思いをはせております☆