何を 想いながら走っていたんだろう



見上げた空の 淡い色


沿道の方の 振ってくださる オレンジの ちいさなハンカチ


知り合い 家族を応援する メッセージを 読みながら その応援する人 されているランナーさんの

ドラマを想像して 感動したりしながら 走っていた


だけど 13キロ位から 左脹脛に 違和感


来るだろうと 思っていたけれど・・・驚いた



前日 受付を済ませて 夕食や買い物の為に少し歩いたら 左の脛が 痛くなった


少し歩いただけなのに 痛くなって慌てた


婦長(看護士ではありませんえへへ…)が 持っていた ボルタレンの湿布を分けてくれたので

脛には 貼って走っていた


だけど・・・脹脛ですか


そして 14キロにもなってない距離


失速で ヘロヘロ悶絶は 20キロ前にくるかもと思っていたけれど

脚の故障の痛みは 30キロくらいもってくれるんじゃないかと 思っていた


それが14キロ


四万十でも 20キロ それより早く来るとは・・・


リタイアしよう と思った


とても あと28キロ持つとは思えなかった


リタイアするならば 先を考えたら 早い方がいい

四万十後の 歩くのも大変だった数日を 思っていた


それでも すぐリタイアしなかったのは エイドがなかったから


バイパスから 細い道へ入り 第一折り返しに進む


この道へ 入ると 両サイドに桜の木があった(ような気がする・・)


その桜の 固いつぼみをみていたら もう少しがんばろうと 想った



もう少し進むと 去年 モフモフさせてもらった大きな日本犬がいた


去年のように 道路の逆の端まで 会いに行く元気は 今年はなかったけれど

とても幸せな 気分になれた


進もう