癌とストレスは大きな関わりがあるのはわかっている。
昨年夏以降から明らかにストレスを感じながら生活している友人がおり、ちょっと気になっていた。
そんな矢先、「悪性の細胞が見つかった」と連絡がきて、本人は大変ショックを受け混乱している様子だったので、私の愛読書と資料を持って彼女に会った。
自分が癌になって、丸三年以上経ち、ぼんやりだけど、癌になるメカニズム、自分なりの治療方法がわかってきたので、わかる範囲で説明をする。
幸い彼女は、ストレスの原因を自分で理解しており、それを排除する方向で動いており、「検査結果には落胆したが、人生の再スタートだと思って無理をせず生きていく。」と胸を張って言っていたので本当に安心した。
自分で気づくか気づかないでは大きな違いがある。
彼女は大丈夫だと思う。
私は何も気づかず癌になって、それからゆっくりゆっくり自分と向き合い最近になってわかってきたのだから、彼女は凄いなと思った。
自分に嘘をついて無理をして心にモヤモヤがあるのに、嫌なことを続けていると癌細胞が悪さをするんだなと。
ストレスの増加とともに、毎月面白いように検査結果が悪くなったというので、明らかだなと。
悪いものを取り除き、今までの生活を振り返り改善するところはする。
病気は誰もが経験すること。免疫があるかないかで落ち込み方、受け取り方はさまざま。
私はたまたま癌には驚かず、今まで自分の癌と仲良くして淡々と生きてきたし、これからも生きていく。
何なら癌に感謝している。
随分色んなことに気づかせてくれたから。
とにかく癌を怖がることはない。
あまりにも私が笑って話すので、彼女の顔も笑顔になった。
そんな笑顔を見ると、自分が実際に癌を経験していて良かったなと思う。
自分の体験が誰かの役に立つなんて素晴らしいことだよなぁ。
それはうちの母親が先に乳癌を克服していた姿を学生時代から見ていたから、どこかで「自分は乳癌では死なない」と安心している部分もある。母親に感謝である。
悩みは人それぞれ。
自分のように悩まない人もいれば、会社に行くのも辛くて休んでしまう人もいる。
色々で当たり前。
あと、私が癌になっていたお陰で、「がん保険に入らなきゃ!」と思って昨年から入っていたと。
逆に感謝された(笑)。
そうです、安い掛け金でも、がん保険は入っていたほうがいいですよ♪