今日は先月から予約をしていた乳房再建についての説明を聞きに行く日であった。
行く前に気になることを自分の頭の中でまとめる。
1.再建のメリット
2.再建の費用
3.リスク
と、これくらいはしっかり聞こうと待合室で待機。
そして先生とご対面。
思った以上に優しい感じで好印象~。
まず、説明を受けて胸を見てもらう。
「最初に結果から言うと・・・」と始まり、「再建は可能です。」とのこと。
ドクターWの腕はやはり素晴らしかったらしく、手術を丁寧に行って綺麗な状態であるためとりあえず、見た感じでは大丈夫とのこと。
次に、再建の費用について先生から話し始めた。
保険適用と非適用があるらしく、私の場合は自分の筋肉・組織を使って手術が可能のため保険適用で出来るため、普通の高額医療の対象になるらしいので10万円弱で済むらしい。
保険が使えないのはシリコンなどを使用する場合とのこと。
で、気になるのが、どこの箇所から肉を持ってくるのか。
1.背中から持っくる方法の広背筋皮弁法(こうはいきんひべんほう)
2.腹筋からもってくる方法の腹直筋皮弁法(ふくちょくきんひべんほう)
この2種類があり、1の背中バージョンを薦められた。
背中の皮膚と脂肪、背筋を乳房切除術が行われた場所に血管を繋いだまま、腋の下に作った皮下トンネルをくぐらせて移植するらしい。
ここで問題なのが背中の血管である。
私の場合は術後すぐに放射線を照射しているためこの大事な血管が損傷している可能性があるらしい。そこで、急遽CTで血管の状態を確認することになった。
軽く説明を受けて帰ろうとしたが、とりあえず血管が使えるかどうかで選択肢が大きく変わると言うので、検査を受けることになった。
造影剤を入れてのCT検査は何度も受けてきたが、今回のは特殊で右胸の裏にある血管をピンポイントで調べるにはいつもの何倍かの速さで造影剤を入れるので、あのゾワッと全身が熱くなる感覚が凄い速さで襲ってきて驚いた。
全身ありとあらゆる箇所が熱くなった。
それから検査結果が出るまで一時間待ち、再度呼ばれる。
気になる血管の状態はというと、何も損傷もなく手術で使えるとのこと。
とりあえず良かった。
その先生は大学病院で多くの再建手術を行ってきており、特に乳房を全摘した人ばかりを対象にしてきたが、最近は私のように乳房温存法の患者が増えてきたため温存患者にも積極的に手術を勧めているとのこと。先生自身も、私はまだ若いんだから(乳癌患者の中では)と手術を勧めてきた。最近は75歳の女性の再建手術をしたらしい。いくつになっても女であるので、もともとある乳房は再建できたらいいよなぁと思う。
再建は出来ないんじゃないかなぁと思っていたので、嬉しい限り。
手術である限り、痛みも伴うしリスクが少ないわけではないが今のところ手術をやる方向で話を進めてきた。
また来月、具体的な副作用などを聞く予定。
ちなみ手術をするとなると、2週間は会社を休まなくてはならないので職場と要相談だ。
仕事のピークが正月なので、正月明けとかにしようかなと。
あと、抗がん剤を10月まで服用する予定なので、白血球が完全に元の値に戻るまでは手術は出来ないので、その結果も合わせて見ながら考えよう。
と、今日は朝からバタバタと病院だったので疲れた。
昨日の夜はニューヨーク在住の日本人ジャスピアニストのライブを聴きに行って、いい気分になって帰宅~。やっぱり生演奏を聴くとゾクゾクする。
芸術の秋です。もう寒いです。
今晩はフラメンコ~。踊ります。
乳房再建については、また来月。