カヤックで上ノ国、天の川下り | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

この寒い3月に北海道でカヤックの川下りする人なんているのかねえ?
友人が川下りに誘ってきたのでそんな疑問を投げかけると「去年家族で3月に下った時は雪も少ないし、暖かかったから大丈夫。初心者コースだよ。」と言っていたのだが、去年3月というのは勘違いで行ってみると想像をはるかに超えた寒さと障害が2人を待ち構えているのでした。

注1)このブログ読んでこの時期に天の川下りに行きたくなっちゃう人がいるかは知りませんが、行く時は自己責任でお願いします。

注2)追記ですが世の中には冬の川下りを楽しむベアグリルスかマクガイバーみたいな冒険野郎がいるみたいです。恐れ入りました。

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この時期、雪溶け水で増水してるのは想像に難しく無い事でカヤックの腹をこする心配が減るのでいいんですが、まだ雪いっぱいあります。しかも寒い。
小雪がちらつく中、荷物を軽トラで湯ノ岱温泉に運んで河口付近のきらきらお星さま公園に移動。
大留バス停から再び湯ノ岱までバス移動。
車中、友人から家族で天の川を下ったのはスマホの写真データ見たら5月だったとのカミングアウトを受け、道理で寒い訳ですが今更なんで作戦決行です。

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序盤は流れも穏やかで水面に浮かびながら雪景色を眺めるのもいいもんだねえ。とか余裕をブチかましていました。
スマホが防水では無いので写真は休憩中の平和な時ばかりです。

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しかし中盤になると猛烈な勢いであられが降って来るわ、流木に進路を塞がれる事多数、しまいには護岸工事なのか川幅を狭め、塞き止めた部分で直径1メートルほどの土管3本で流れを盛り土の下に通している場所に遭遇。
流れが速く、両岸は傾斜がきつくて接岸する事が出来ずにどんどん給水口?取水口?が迫って来る。
ここ巻き込まれたらホントに死にます。多分。
こんな所で死んでる場合じゃありません。
法面に寄せてカヤックを飛び降り、膝上まで水没しながら崩れやすい足場をカヤックを引きずり這い上がりました。
現場の作業員の方々も突然現れたカヤック担いだおっさん2人にビックリしていました。
法面這い上がって来たんで表面ちょっと荒れちゃいましたが笑って許してくれました。改めて現場の皆様、すみませんでした。

その後も増水や倒木、悪天候も重なり高難易度ミッションが度々出現しましたが晴れ間を使ってランチタイムです。

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もう20ほど年使い続けてるユニフレームのUS-600でラーメン作って食後のコーヒータイム。
冷えた身体に染み渡る最高に美味いラーメンとコーヒーでした。

終盤は天気も回復して穏やかな流れと風景を楽しみました。

冬の間でなまった身体には結構ハードでしたが多数のハプニングも有り楽しい1日でした。

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でも苦労や若干のスリルがあった方がいい思い出には残りますが3月は無いなあ、きっとシーズンインは4月です・・・。

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