電車に一人
揺られることが増えた
お互い受験に向けて
忙しくなったし
登校日も違ったりする
今日は一緒になれるかな
窓の外を見ると彼の姿が見えた
それだけで私は嬉しくなる
駅に電車がついて彼が乗ってきた
彼を見ながら私が
久しぶりと言うと
彼は視線を外しながら
うんとだけ頷く
何でだろう
会う時間が減ったからか
言葉が続かない
伝えたいことは
たくさんあるのに
二人が黙って外を見てるのは
雪の白さに
目を奪われたからじゃないよね
私は不安になって聞いてしまった
卒業したらこの電車にも
乗らなくなるのかな
彼は黙って外を見てる
何も言ってくれないんだね
ただ一緒に
話をするのが楽しかった
車内から見る景色が綺麗だった
背の高いあなたを
見上げるのが好きだった
二人で電車に揺られるのが
大好きだった
やだ泣きそう
うつむく私を
彼が心配そうに見てる
そんな優しい顔をしないで
もっと一緒にいたいと
おもっちゃうから
電車は私の降りる駅についた
ホームに降りる私を見つめて
彼の口が動きかけた時に
ドアがしまる
最後に何が言いたかったんだろう
私は一人ホームで雪を眺めてる
電車の中で始まった恋だから
電車を降りたら終わるんだね
私の涙も
雪が隠してくれたらいいのに