先日、JAPAN絵本よみきかせ協会のホームページのブログに、こちらの記事を書かせていただきました。




当時、学校の先生たちに「採用試験を受けたら?」と言っていただいていたこともあり、公立の幼稚園がわたしの実習先に決まりました。


幼稚園では、有り難いことに毎日子どもたちに揉みくちゃにされ、何がなんだか保育中の記憶がまったくないほど。

友人たちは、それぞれの実習先から落ち合って、夕方からご飯を食べたり近況報告をしていたようですが、そんな元気と気力も残らず明日に備える毎日。

根っからの小心者でした。


もし、幼稚園の先生になったらこれがずっと続くのか、、、(→そんなわけない。)

こんなに小さな子どもの命を、わたしなんかが守れるのか。


こう見えて、めんどくさいくらいにその当時は真面目だったのです。



こんな経緯もあり、結局採用試験も受けず、その時は幼稚園の先生にもならず。

一般の企業へ就職し、ひと段落した子育ての後にその資格で仕事をしているうちに、こうしてたまたま絵本への道も拓けたりもして。

そして、それは、ほんとにびっくりするくらいに有り難いことだなと。
  


自分が通ってきたところって、必ず自分と一緒に自分のどこかとして活かされていくような気もするし、

その時、選んでも、選ばなくても、とりあえず目の前のことを一つひとつ取り組んでいると、結局は自分の望んでいるところへ近づいていけるのかもしれないなぁと思ったりもして。


なあんて。
少し熱くなってしまいました。


あ、そうそう。これまた余談ですが。
実習の最後の日、子どもたちや先生に何かお礼をと思い、一緒に実習に行っていた子と、”傘踊り”?なるものを全園児の前で披露したのを思い出しました。

わたしにとって唯一の実習の後の寄り道。
彼女の住む学生寮にお邪魔して、2人で考え、練習して。

『雨にぬれても』の曲に合わせて、色とりどりのビニール傘を開いたり閉じたり2人でくるくる回していって、、、





今考えてみたら、保育室で、子どもの前で傘を振り回す実習生なんてとんでもなかったかもしれないのに…

あの日、最後は、先生たちもみんな前に出てきてくれて、みんなでくるくる🌀してくれました。

子どもたちはそんな大人たちを見て、わーわー大さわぎで、友人とわたしは涙、涙。


いつかまた、どこかでくるくるできたらきっと楽しいだろうな。なあんて。



長くなりました…
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます星


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6月です。

大好きな絵本です。

絵本を”子どもと一緒に楽しむ”なんてまったく考えられずに読んでいた頃から、だけどずっとつながっている不思議です。