こんにちは、yomiです。
譲れないものって人それぞれですね。

2020年7月29日
回答者 出口治明
読売新聞

正義感で人生棒に振りそう 

Twitterより

正義感から人生を行き詰まらせてしまったと悩む40代男性の相談。職場の不正を内部告発したところ、辞めることになり、転職活動に苦労しています。


私の内部告発によって不正は明らかになり、改善指導され」まではよかったけど、疎まれてしまったか。

組織は一人で働いてないからね。
今まで黙認してきた人たちは相談者さんに人格否定された気持ちになったんだと思う。

そして不正をそのままにしていた団体だから、「不当解雇」という無茶をする。
最終的には和解し、、事実上、私が勝ったと受けとめ」られるような結論が出て、そこは本当におめでとう!よかったね。

しかし、コロナ禍という時期も重なり、就活も思うようにいかないかもしれないけどさ、仕事が決まらないこの状況を「正義感でしたことのこれが報いなのか、と思」うのはちょっと違うと思うんだよね。

何が失敗かとあえて今、自問するならば、正義感という感情で走った場合、その後どうなるのなろうか、という見通しをしなかったことじゃないの?

内部告発した人が組織で冷遇されるというケースは、しばしば報道されます」って、出口先生もおっしゃってるよ。今回の結果は内部告発あるあるなんだよ。

あるあるが分かってて、尚且つ外の世界が怖くて、妥協して不正義を受け入れている人は世の中にたくさんいるよ。
でも相談者さんはそうじゃなかった。
受け入れることができなかった。
そのことはとても尊いことだと思う。

でもさ、もう40代。
次の世代に良い世の中を残すため、一石を投じたのだと堂々と胸を張って生き抜」くためには感情論だけじゃダメなのよ。
ケンカふっかけるからには勝たないと!
勝つためには戦略が必要なんだよ。

例えば、内部告発することによって、今後起こることがいろいろと考えられるじゃない?


今後一切、昇格できなくても暮らしていけるだけの現在の貯金残高。
つまらない仕事ばかりを押し付けられても腐らない充実したプライベート。
自主退社を迫られても転職できるスキル。
そして、最悪、解雇されたときに戦う気力。

しかしまあ、こんなこと、外野はいろいろと後から言えますが、問題は今、「転職活動は続けているものの、なかなか仕事が見つか」らないってこと。

相談者さんは感情に流されやすく、短気な方とお見受けします。
正しいことをすると、人生を棒に振ることになるのでしょうか」などと、すぐに結論を出さないで、「焦ることなく仕事を探せば、きっと見つか」かるよ。

今回の就職活動も一つの学びにするしたたかさを持ってください。
この経験も学びだったんだ、と言えれば、全ての過去が肯定される。
まだまだ人生は長いよ!

あー、明日の人生案内も楽しみだ!