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やせたい、キレイになりたい、心身ともに元気になりたい。

 

「そんな願いをかなえるには、腸をキレイに元気に保つのがいちばんの近道! 全身の健康と美をつかさどるのが“腸”なんです」と話すのは、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。

 

『腸を育てればヤセ体質になれる!小林式・腸活スープ』(扶桑社刊)より抜粋し、日々の生活で取り入れるだけで腸がすっきりする習慣を教えていただきました。

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※画像はイメージです© ESSE-online

 

メリットしかない!腸の健康が太りにくい健康な体をつくる

健康や美容をつかさどるキーワードとして、ブームを超えて今や常識ともいえるのが、「腸活」です。

 

「腸は第二の脳ともいわれ、免疫システムの司令塔。腸が健康だと食べたものの消化吸収がスムーズに行われ、栄養たっぷりの良質な血液がつくられます。さらに、腸がその血液を全身の細胞すみずみまで送り、新陳代謝もアップ。美容やメンタルにも腸が大きく関わって、太りにくくなるだけでなく、全身の健康につながるんです」(小林先生、以下全て)

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そんな腸活のメリットを5つ紹介します。

●1:免疫力がアップする

人間の免疫細胞の約70%が腸に存在し、血液にのって全身を巡り、威力を発揮します。つまり、腸の健康こそが免疫力の要。

●2:やせる

腸の働きがスムーズだと、体内の老廃物がしっかり排出されて新陳代謝が活発になり、ヤセ体質に。ポッコリおなかやむくみも改善。

●3:美肌になる

健康な腸は栄養満点のキレイな血液をつくり、全身の細胞へ送る働きが。肌にも栄養が行き渡り、トラブルのない美肌に導きます。

●4:便秘解消

健康な腸は蠕動(ぜんどう)運動が活発で老廃物などを便にしてどんどん排出。便秘が解消されるとポッコリお腹がスッキリし、やせやすい体に。

●5:心が元気になる

幸せホルモンといわれるセロトニンなど、感情や気分に関わる物質がつくられるのも、腸。心の元気には、腸の健康が不可欠です。

腸活力がアップする生活習慣

自律神経には、緊張や活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経があり、このバランスがとれると腸の動きも安定します。

 

そこで、朝昼晩のおすすめの生活習慣を紹介します。

●朝にするといいこと

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睡眠中に優位になった副交感神経を、交感神経優位にきり替えます。あわてて行動せず、水を飲む、トイレに行くなどして腸を目覚めさせましょう。

 

・決まった時間に起きる

・目が覚めたら朝日を浴びる

・コップ1杯の水を飲む

・決まった時間にトイレに行く

・ゆっくり歯を磨く

・朝食は必ず食べる

●昼にするといいこと

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交感神経が優位になりすぎると、自律神経のバランスを乱します。仕事の合間に適度にストレッチや深呼吸する、にっこりするなど、副交感神経も働くように。

 

・ランチの前にコップ1杯の水を飲む

・できるだけ発酵食品や食物繊維をとる

・イスに座ってできるストレッチをする

・気分転換に深呼吸をする

・にっこり笑う

●夜にするといいこと

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スムーズに副交感神経を優位にきり替えることを心がけ、腸に負担がかかる食べすぎや飲みすぎには要注意。簡単な日記は気持ちのきり替えやストレスの緩和に役立ちます。

 

・夕食は翌朝おなかがすくぐらいに軽めに

・お酒を飲むときは同量の水を飲む

・夕食後30分ぐらいウォーキングなどの軽い運動を行う

・シャワーでなく、ぬるめのお湯に15分ほど入る

・簡単な日記をつけ、寝る1時間前は静かに過ごす

・腸の動きが活発になる午前0時までには寝る

 

腸を整えると、メリットがたくさん! 『腸を育てればヤセ体質になれる!小林式・腸活スープ』(扶桑社刊)では、腸内環境が整うスープのレシピを紹介しています。