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「天国と地獄」・・・( ̄∇ ̄)はははははは・・・
 
 
 
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天国と地獄 - 解説・レビュー・評価 | 映画ポップコーン
天国と地獄 - 解説・レビュー・評価 | 映画ポップコーン
天国と地獄 - 解説・レビュー・評価 | 映画ポップコーン
(ウキペディアより)

『天国と地獄』(てんごくとじごく、High and Low)は、1963年昭和38年)に公開された日本映画。監督は黒澤明、主演は三船敏郎モノクロ東宝スコープ、143分。毎日映画コンクール・日本映画賞などを受賞した。

概要

1961年に『用心棒』、『椿三十郎』と娯楽時代劇を世に送り、次回作には現代劇を構想していた黒澤が、たまたま読んだというエド・マクベインの小説『キングの身代金』(1959年、「87分署シリーズ」の1つ)に触発され、映画化した作品である。映画化の動機は2点あり、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ」(未成年者略取誘拐罪で3ヶ月以上5年以下の懲役〈刑法第224条〉、営利略取誘拐罪で1年以上10年以下の懲役〈刑法第225条〉)に対する憤り」だという。

 

映画は興行的には成功を収めたものの、公開された3月以降、吉展ちゃん誘拐殺人事件など都内を中心に誘拐事件が多発した。映画の公開は中止されなかったが、国会でも問題として取り上げられ、1964年の刑法一部改正(「身代金目的の略取(無期または3年以上の懲役)」を追加)のきっかけになった。

あらすじ

三船敏郎加藤武仲代達矢

 

横浜の製靴会社『ナショナル・シューズ』社の常務・権藤金吾の元に、「子供を攫った」という男からの電話が入る。そこに息子の純が現れ、いたずらと思っていると住み込み運転手である青木の息子・進一がいない。誘拐犯は子供を間違えたのだが、そのまま身代金3000万円を権藤に要求する。

 

デパートの配送員に扮した刑事たちが到着する。妻や青木は身代金の支払いを権藤に懇願するが、権藤にはそれができない事情があった。権藤は密かに自宅を抵当に入れてまで自社株を買占め、近く開かれる株主総会で経営の実権を手に入れようと計画を進めていた。翌日までに大阪へ5000万円送金しなければ必要としている株が揃わず、地位も財産も、すべて失うことになる。権藤は誘拐犯の要求を無視しようとするが、その逡巡を見透かした秘書に裏切られたため、一転、身代金を払うことを決意する。

 

権藤は3000万円を入れた鞄を持って、犯人が指定した特急こだまに乗り込む。が、同乗した刑事が見たところ車内に子供はいない。すると電話がかかり、犯人から「酒匂川の鉄橋が過ぎたところで、身代金が入ったカバンを窓から投げ落とせ」と指示される。特急の窓は開かないと刑事が驚くも、洗面所の窓が、犯人の指定した鞄の厚み7センチだけ開くのだった。権藤は指示に従い、その後進一は無事に解放されたものの、身代金は奪われ犯人も逃走してしまう。

 

戸倉警部率いる捜査陣は、進一の証言や目撃情報、電話の録音などを頼りに捜査を進め、進一が捕らわれていた犯人のアジトを見つけ出すが、そこにいた共犯と思しき男女はすでにヘロイン中毒で死亡していた。これを主犯による口封じと推理した戸倉は、新聞記者に協力を頼み共犯者の死を伏せ、身代金として番号を控えていた札が市場で見つかったという嘘の情報を流す。新聞記事を見た主犯は身代金受渡し用のかばんを焼却処分するが、カバンは燃やすと牡丹色の煙が発する仕掛けが施されており、捜査陣はそこから主犯が権藤邸の近所の下宿に住むインターンの竹内銀次郎という男であることを突き止める。

 

竹内の犯罪に憤る戸倉は、確実に死刑にするためにあえて竹内を泳がせる。竹内は横浜の麻薬中毒者の巣窟で、純度の高い麻薬使用によるショック死の効果を実験したのち、生きていると思った共犯者を殺しに来たところを逮捕される。かくして事件は終結し権藤の元に身代金は戻ったが、一足遅く自宅が抵当に入ってしまうのだった。

 

後日、竹内の死刑が確定。権藤は竹内の希望により面会する。最初こそ不敵な笑みを浮かべながら語る竹内だったが、権藤は既に新たな職を得て再起を図っていると語る。やがて竹内は彼が天国、自分が地獄にいたという恨みを語ったのち、突然金網に掴みかかり、絶叫する。竹内は刑務官に取り押さえられ、2人の間にシャッターが下ろされる。

出演者

主要人物

権藤金吾
演 - 三船敏郎
製靴会社「ナショナル・シューズ」の工場担当常務。16歳で見習い工として入社した叩き上げ。仕事に対して高い理想と信念を持つ余り、自らの社内勢力を強化しようと躍起になっているが、実直な性格で現場の職人たちからの信望は厚い。
戸倉警部
演 - 仲代達矢
誘拐事件の捜査担当主任。冷静沈着なエリートだが、犯人の卑劣な手口に激しく憤り、捜査に執念を燃やす。
権藤伶子
演 - 香川京子
権藤の妻。裕福な家庭で育ったが故に金銭や地位に頓着のない性格のため、権力闘争に腐心する夫の姿を快く思っておらず、進一を救うために終始身代金を払うよう懇願する。
河西
演 - 三橋達也
権藤の秘書。5000万円の小切手を持って大阪に渡るよう指示されるが、敵対する重役らに懐柔され、誘拐事件のさなか権藤を裏切る。
青木
演 - 佐田豊
権藤付きの社用車運転手。息子・進一を男手ひとつで育てている。息子を取り戻した後は権藤に対する自責の念から、独断で犯人のアジトを突き止めようとする。
田口部長刑事
演 - 石山健二郎
いかつい風貌で情に厚い部長刑事。県警が横浜港を管轄していることにちなみ、戸倉や部下たちからは「ボースン(水夫長)」と呼ばれている。
荒井刑事
演 - 木村功
田口の部下。通報当初から戸倉・田口らとともに権藤邸に詰める。一言多いところがある。
中尾刑事
演 - 加藤武
荒井の同僚。権藤邸に詰め、戸倉・田口らと行動するメンバーの一人。
竹内銀次郎
演 - 山﨑努
誘拐事件の犯人。貧しい環境に暮らすインターン(現在の研修医)で、自宅の窓から見える豪邸で裕福な暮らしをしている権藤に対し憎しみを募らせた末、犯行に至る。