具象って何だい

 

絵画で具象と言ったら

よりリアルに近い表現だが

(「具象とは」で検索すれば、物が実際にそなえている形とある)

 

この世界は同じ次元でありながら何層にもなっていて

違う次元であるかのようにいくつもの顔がある

 

素粒子の世界

原子の世界

分子の世界

細胞の世界

人体という生命体の世界

人類という種の世界

地球という惑星の世界

太陽系という小天体の世界

銀河、銀河群、銀河団

果てなき大宇宙という世界・・

 

具象がより具体的に

それの何であるかをすくい取るとしたら

 

原子や素粒子の世界にフォーカスするのもあるわけだ

もっとも肉眼では見えないが

 

素粒子や原子の世界は自分の具象・抽象の感覚で言えば

一体どれほどに抽象的な世界だろうか

 

量子に至っては

結局、訳がわからなくなる

 

具象とは要するに見たまんま

人間が可視光線で捉え得るごく一部の一面的世界に過ぎない

 

抽象とは芸術的表現方法というよりも

むしろこの世の本質ではないか

 

抽象とは真実に迫るアプローチであり

真実を具象化する試みとも言える

 

抽象こそ故郷であり

すべての源なんだと考えてみる

 

ここに大きな認識の革命的な転換がないか?

 

人間の希望は具象と切り離せないが

切り離せたら面白いじゃないか

 

自由の地平線が

まさに異次元的に広がるんだから