「天下御免」の次が柴俊夫、柴田三郎、桃井かおり、石橋正次らが出演する「天下堂々」だった。幕藩体制に行き詰まりが見えてきた天保時代に一度きりの人生を堂々と生きようとする若者群像を、社会問題をからめてユーモラスに描く

 

思い通りにいくことなど何一つないが、それでも俺は俺だ

堂々と我が人生を面白おかしく生きていくさ、てな感じだったか

 

俳優陣もよかったし感じ入るものが多々あったように記憶している

 

主題歌は上條恒彦が歌う「天下堂々」だ

 

何の御縁かは知らないが

日本の国に生まれてきたよ

この空 この海 この天下

この空 この海 この天下

いろいろ文句はあるけれど

生きてみるのはただ一度

まるくコロリンと生きようか

四角ゴツンとガンバロか

この空 この海 この天下

この空 この海 この天下

堂々天下を生きてみろ

天下堂々ハイドウドウ

 

どんな仕掛けか知らないが

好きなあいつに嫌いなあいつ

この空 この海 この天下

この空 この海 この天下

いろいろ面倒はあるけれど

たった一人じゃ生きられない

サラリ水のように流れようか

カッカ火のように燃えようか

この空 この海 この天下

この空 この海 この天下

堂々天下を生きてみろ

天下堂々ハイドウドウ!!

 

 

久しぶりに聴いてみたが、これが素晴らしくいい

 

この時代は昭和の高度成長時代の只中だし

団塊世代がマーケットの中心に居座っていて

ターゲットである彼らの「若さ」が過剰に礼賛され

上京した学生は増長して学生運動や革命ごっこをやり

ノンポリはフォークソングやらで若さに酔いしれた

(彼らには過当競争という厳しい側面もあったが)

 

だが、何であれ

当時巷にあふれた希望は、こんな素晴らしいドラマを作ったし、歌を作った 

 

希望とはげに、いいものだよな