今や人工衛星が12,000機打ち上げられ、軌道上を4,400機が周回し3,700機が稼働している

スマホで何処からでもアクセスできる

 

昔、松本清張の「球形の荒野」という題名の小説を読んだが

ようやく地球は先進国や途上国、貧富や階層、大都市や僻地を問わず

個々の人間にとってほぼ等しく名実共に「球形」になった

 

「球形」においては確かな主体さえあれば

全点が、無限に頂点たり得る

 

ここで、あらゆる情報を得れる

ここから、あらゆる発信やアクションが起こせる

ここで、すべてが足りる

 

家畜や社畜、奴隷や烏合の衆など、主体に従属しようとする者は

出口や方向を見失いあてどなく彷徨うが

 

自らに強烈な主体と才能や能力がある者には

天地がひっくり返ったような暁光となる

 

例えば、YouTubeなどは当初uuumなどから一握りのスターYouTuberを輩出したが、それからエニーカラーのにじさんじやカバーのホロライブなどによるVtuber花盛りとなった。エンタメは確かにもはやVtuberに持っていかれた感もあるが、その傍らで、様々な才能や志を持ちながらもこれまで体制や権威に押し潰されて表に出て来れなかった反主流、傍流に甘んじざる得なかった人、すなわち実力のあるアウトサイダーが、まさに水を得た魚のように発信をし始めている。それによってテレビや新聞といった統制された偏向報道のマスメディアの権威は地に落ち、真実が、政治経済、科学や歴史などあらゆる分野で拡散されつつある

 

チャットgptなど本格的なAI時代の到来を前に新たな統制を危惧する傍らで、レジスタンスの息吹というか、誰もが等しく「球形」である地球を獲得したが故の、凄まじい時代の熱気もまた感じる

 

YouTubeやエックスが専制政治に統制されたとき、例えば「プラハの春」のようにすべては幻になってしまうのだが、これらが多国籍と言うか無国籍、あるいはグローバルな企業であり続けるなら、そこに強烈なエネルギーが吹き出し、素晴らしい青空が垣間見えているのも事実だ