瞑想で妄想を解体し
妄想を妄想で蹴散らかす
妄想世界に臆していては
瞑想で妄想を解体するなどと
負け犬の遠吠えになる
どうせ妄想を遊ぶのなら
定点の防衛ではなく
打って出るのも面白い
妄想の自分を俯瞰する定点があればそれでいい
生きるも良し
死ぬも良し
因果一如じゃないか
だが
妄想(虚構自我)が陥落したら
本分(真我)もまた消滅する
本分は妄想の本尊でも
本分のすべては妄想に付託されている
妄想は本分からすれば
そりゃ軽いさ
だけども妄想は本分を背負い
外にあっては飛び交う砲弾と
内にあっては乱れ狂う恐怖心と戦いながら
一人戦場を走り回らなければならないのだ