AI-S Micro Nikkor 55㎜ F2.8
ホンマに良い名玉の名に相応しいレンズでレンズそのものに曇りもカビの発生もなく、絞り羽根の動作不良もないんやけど、一つ不具合が。
ピントリングがクソ重い。
ファインダー覗いた状態で片手で軽く回すのは無理なレベル。
結構な力じゃないと回らん。
おそらくヘリコイドのグリスが固着しとるかと。
光学系の知識はないけど、バラしてヘリコイドのグリスを差し直すくらいなら機械弄りと同じ。
レンズ弄るの初めてやけど、バラしてみるか…
そう思ったのが3日前。
マウント部からバラそうと見てみたら3本あるビスの内の1本がナメとる…
前の持ち主、イジろうとしよったな…
外そう思たけど、ナメたビスだけどうにも緩まへん。
ネジロックも使っとるっぽいな。
諦めて、ネジロックを溶かす為のリグロインと最悪の事態を想定してM2 4㎜ ピッチ0.4のビスを発注。
ビスは折角やからステンレス製にした。
頼んだ物が今日届いたから早速着手。
ガレージに籠もって作業開始。
最近、老眼入ってきたから眼鏡外して本気モード。
眼鏡しよると手元が見えにくいんよなぁ(苦笑)
とりあえずナメたビスに爪楊枝を使ってリグロインを浸透させる。
少し時間を置いて、ネジ滑り止めをビスのナメた頭に付けて精密ドライバーを当てる。
押し付け7、回し3でやってみたがやっぱり緩まへん…
あんまり荒い事したなかったけど仕方ない…
ピンバイスにネジ径と同じ2㎜のドリルを咥えてネジ頭の中心に穴を穿つ。
ネジ頭を飛ばしてマウントを外す。
少しだけ出たビスの頭をラジオペンチで掴んで回す…
なんとか抜けた。
ナメたビス抜くだけで無駄に労力使ったわ…
マウントを外し、絞り羽根のユニットを外す。
レンズをバラすの初めてで仕組みも解らんから外すビスも観察して判断。
羽根なんてバラけた日にゃ元に戻す自信無い(笑)
マクロレンズやからヘリコイドも二重になっとる。
なんとか外ヘリコイド、中ヘリコイドをバラした。
パーツクリーナーとブラシでヘリコイドに固着したグリスを洗浄する。
グリスが変質してノリみたいにベタベタしとった。
そりゃヘリコイド重たいわな。
ピントリングが回らんはずや…
綺麗になったところでヘリコイドにグリスを塗る。
カメラレンズ用のヘリコイドグリスは10gで¥3.000-くらいする。高ぇ(笑)
ヘリコイドグリスの特徴を調べてみたらモリブデングリスに特徴が似とる。
バイクに使うモリブデンは持っとるけど、なんとなくタミヤのモリブデンを購入。
10gで¥200-ちょい。安い(笑)
モリブデンを薄く塗って何度かヘリコイドを動かして馴染ませる。
滑らかに動く様になった。
あとは組み上げるだけ…
と、思ったら無限遠の調整やら絞り羽根の調整が必要っぽい(笑)
何も考えんと組んだら無限遠にした時にピント合わへんし、絞りリングも動かへん(苦笑)
再度バラして、微調整しながら組んでバラしてを何度か繰り返してやっと完成。
全行程3時間も掛かった…
最後の調整に小一時間使ったがな…
カメラに付けて無限遠でピント合うのを確認し、次に開放F値2.8でマクロ撮影時にピントが合うかも確認。
ピント、絞り共に問題無し。
ヘリコイドの動作もスムーズ。
バラして判ったけど、レンズはかなり厄介(笑)
余程、機械弄りに自信のある人以外にはレンズをバラすのはお勧めできんな…








