<主な登場人物>
私:キャロル
ダンナ:クリス
義母:ボス猿(通称ボス)
義父:KY
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義両親がゴールドコーストに到着した2日後。
再び電話をし、私に会いたくないと言う義母に予め二人で話し合って決めていた事をダンナが言った。
「息子に会いたいと思うなら、父さんも母さんもいつでも大歓迎だよ」
「キャロルと二人で待ってるから」
すると大きなため息と共に義母が呟いた。
「埒があかないわね!話す意味がないわ」
そのまま一方的に電話を切られ、ダンナは呆然としていた。
・・その30分後。
なんと義妹から電話がかかってきた。
「なんという偶然なんだ!母さんからいきさつを聞いたんだろ?」
ダンナが皮肉を込めて言った。すると、
「ええ聞いたわ。だけど最初に言っておくけど、私とお母さんは毎日連絡し合ってるのよ?」
「キャロルに言いたい事があって電話したの。彼女と話せる?」
スピーカーから義妹の声は聞こえていたので、電話の傍まで行って声をかけた。
「ねぇキャロル、クリス一人で両親に会いに行かせてくれない?」
「私の両親はもう歳なのよ」
「あとどのくらい生きられるか分からないから、好きなようにさせてあげてくれないかしら?」
ボスの生き写しのごとく、同情を誘う言葉を並べてそう言った。
ゴリラあと10年は軽く生き延びるゾ
ボスと義妹の連係プレイにイラッとするけど、私は冷静を装って彼女に言った。
「じゃあもしあなたがクリスの立場だったらどうする?」
義妹が返す言葉を探す間にダンナが私の言葉を引き継いだ。
「そうだよ、もし母さんがお前に『ダンナとは会いたくないから一人で来い』って言ったらどうするんだ?」
「・・・多分一人で会いに行くと思う」
「だけどそれが一度や二度の話じゃないんだ。何年続くか分からないのに延々と出来るのか?」
「だいたいビル(義妹の元カレ)の時に同じ経験してるだろ?」
ビルと義妹はほぼ結婚しているような関係で7年も一緒に住んでいた。
そうボスは自分が気に入らない相手はことごとく別れるように仕向けるのだ。
「だけどビルとは別れちゃったから、へへへ」
こういう時の義妹は本当にアホだなぁと思う。
しかし、この質問を投げかけたことで意気込んで電話してきた義妹は私を説得することを諦めたようだった。
それから1週間が経ち、2週間が経っても義両親から電話がかかってくることはなかった。
「僕が電話しなければもう両親と連絡することは無くなってしまうよ!」
そう言って何度も電話を掛けようとするダンナに、なぜそうするべきじゃないか何度も説明し納得させた。
やっと義両親の自己チューな性格を理解したのか、ある日ダンナが意外な提案をしてくるのであった。
・・・・・・・。
今度こそ縁切り決定か?
まだまだ偶然は重なる
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結局義母の怒りの根底にはコレがある↓↓↓