<主な登場人物>
私:キャロル
ダンナ:クリス
義母:ボス猿(通称ボス)
義父:KY
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それは私がオーストラリアを脱出する前のことだった。
その日ゴールドコーストに滞在中の義両親が我が家にやって来た。
ランチを食べ終えて食後のデザートとお茶を飲んでいると、唐突に義母が言った。
「私って我ながら寛大だと思うのよ。」
いきなりなんなんだ!吹き出しそうになったじゃないか。
「この間ジョンが意気消沈して電話を掛けてきたんだけど。」
ジョンとは、ボスの何十年も音信不通になっていた弟。
ボスとジョンの会話はこんな感じだったらしい。
『車が壊れて修理を見積もってもらったら570ドルもかかるって・・・。』
『一体どうやったらそんな金額払えるって言うんだ?』
『私が払ってあげるわ!』
『えっ、でもそんな大金返せないよ!』
『返さなくていいから振込先の口座を教えなさい。』
まんまとジョンに騙されたボス。
だって姪の結婚式に呼ばれなかったことや、義母が私にしてきた嫌がらせの数々を話した時ジョンはこう言ってた。
「何て酷いんだ!もうボスとは関わらない!」
「昔からボスは変わってないな!」
「一体どうしたらそんな酷い仕打ちをキャロルに出来るんだ!」
なのに金に困ったらボスに電話か。
・・・・・・・。
今度は何企んでるんだボス猿?
ボス妹に連絡してみよっと
ボスの本心を聞き出したよ?!今日もポチッとしてってねー!!
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