<主な登場人物>
私:キャロル
ダンナ:クリス
義母:ボス猿(通称ボス)
義父:KY
※青文字の所をクリックすると過去記事に飛びます。
・・・・・・・・・・・・・・・・
このところダンナが電話する度に海外渡航者への不満ダダ漏れな義母。
先日もこう言っていた。
「オーストラリアは国境を開くべきではないわ!」
「開くから海外からウィルスが入ってくるんじゃない!」
「このままずっと開国しないことを願うわ」
私が日本人であることを忘れたのか?
はたまた私が祖国が恋しいとか感じてないとでも思っているのだろうか?
「こーんなに安全な国は他に無いんだから!」
「感謝すべきよ!」
ですと
現在けっこうな数のオーストラリア人が海外から帰って来れず困っている。
飛行機の本数が少ないのはもちろんだけど、一回の飛行で搭乗出来る人数を大幅に削減しているからだ。
連日ニュースでそんな悲惨な状況が報道されている。
先日も母親の葬儀に列席する為にインドに一時帰国した移民の男性が、オーストラリアに戻って来れずインドで感染して亡くなったというニュースが流れた。
移民の国オーストラリア。
このように様々な事情で帰国せざるを得ない人もたくさんいる中。
アイツ(ゴリラ)が信じられない言葉を放った。
「オーストラリアから出るべきではなかったのよ。」
「危険を承知で出て行ったんだから仕方ないわね。」
「悪いけどそんな人に同情なんて出来ないわ!」
所詮ボスはその程度の人間(ゴリラ?)だ。
あまりに酷い言動にダンナが思わず反論した。
「だけど親が亡くなったら葬式くらいは行きたいと思うのが普通だろ?!」
「かわいそうだと思わないの?」
しかし自分のことしか考えてないボス。
オーストラリア行きのフライトと葬儀がちょうど重なり、私はダンナにフライトの予定をずらすように頼み込んだ。
しかし義母の逆鱗に触れるのを恐れたダンナは、結局予定通りオーストラリアに行き父の葬儀には列席しなかった。
後からそのことをボスに言うと、
「生きてる親と亡くなった人のどっちが大事なのよ?!」
「そんな事を言うキャロルはヒドイ人間ね!」
こういう考えの持ち主だから答えは予測がついた。
「思わないわ。」
「だいたい外国人がいつも変な病原菌を持って来るのよ!」
まるで外の世界と遮断した生活をおくる民族のようだ。
それが猿の惑星の掟なのか?
・・・・・・・。
猿のが免疫高そうだケド
ボスの免疫がなかなかつかない私
めげずにガンバロー?!今日もポチッとしてってねー!!
↓↓↓