<主な登場人物>
私:キャロル
ダンナ:クリス
義母:ボス猿(通称ボス)
義父:KY
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先日ダンナと義母が電話で話していた時のこと。
「やぁ母さん、調子はどう?」
「寒いわ!」
オーストラリアの冬は6月~8月なんだけど、早々と氷点下を記録しているキャンベラ。
「気温は何度?」
「0℃よ!」
「0℃?!信じられない!」
そして予めダンナと、義母が気温のことで文句言い出したら言おうと決めておいた事がある。
「聞いた?キャンベラは0℃だってさ!」
ダンナが受話器の向こう側に聞こえるように大きな声で私に言った。
「え~~??0℃?!」
「キャ~寒すぎて私にはムリー!!」
私もボスに聞こえるように叫んだ。
「こっちは25℃あるよ、ちょっと肌寒いケド。」
すると耐えきれなくなったボスが叫んだ。
「ゴールドコーストのが気候がいい事くらい、よく知ってるわよ!」
「20年以上住んでたんだから!」
「だけどキャンベラに引越すしか選択の余地が無かったのよ!」
「いいや、全ては母さんの選択だろ?」
「いいえ、こうするしかなかったのよ!」
「だけど急に言われたし、緊急じゃなかったじゃないか!」
「いいえ緊急よ!!」
義母に英語を正しい教えなければならない。
「大事」のことをいつも「緊急」と言うのだ。
こうして全てを私のせいにして、キャンベラへ引越して行ったボスだが。
ダンナが義母に自己責任を取らせるべく反論を繰り返すと、またもや思いもよらない言葉の暴力を振りかざすゴリラなのであった。
・・・・・・・。
予測不可能な暴言
さてボスは何と言ったでしょう?
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