私の母は生まれつき体が弱い。



私が子供の頃から寝込むことが多かった。



片側の足に障害があり、若い頃から何度も手術を受けてきた。



そのせいで運動制限もあったからだ。



そんな母だが、子供の頃は私の習い事に欠かさずついて来てくれたし、



家事、特に料理はデザートやパンまでよく作ってくれた。



父が亡くなってからは、年のせいもあるがめっきり元気がなくなり、



血圧の薬と軽い安定剤のお世話になっている。



おそらくこれが最後のチャンスだろうと、オーストラリアに連れて来たのが去年のこと。



そのとき義両親とも会わせて、一緒にランチを食べた。



母の変貌に義両親は多少なりとも驚いているようだった。



母が一足先に帰国した後、義母がまず言った一言。



「ああはなりたくないわね。」



自分のパートナーが元気だから、そういう事が平気で言えるんだよ。



この言葉を聞いて悲しくなった。



しかし、あまり深く受け取らないようにした。



それから数ヶ月後、オーストラリアに移住してからのこと。



後々詳しく書くつもりだが、今までにない激しい嫁姑バトルが勃発ドンッ



その時に言われたとどめの言葉がこれ↓



「あんたの母親みたいな終え方をするんじゃないわよ!」



自分のことだったら、いくら言われてもまだマシだ。



今までにもチョコチョコ両親のことを悪く言われる事はあった。



しかし父が亡くなった今、パートナーを失った母のことを悪く言われるのは我慢できない。



なぜかベッドに入って電気を消すと、義母の言葉がこだまして涙が溢れてくる。



しばらく口をきく気にもならなかったのは、言うまでもない。



・・・・・・・むかっ









っていうか、未だに口きいてないケド。


それでもまだ、自分が何を言ったか分かってない義母汗









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