去年の夏頃にはもうオーストラリアに移住する事が決まっていた。
10年以上住んでいた日本とも、いよいよお別れする日が近付いたダンナ。
オーストラリアに送る荷物をせっせとコンテナーに詰めていた時、義母から電話が
「(義妹が)日本の炊飯器を買ってきて欲しいって。」
オーストラリアでも買えるのだが、30年くらい前の超シンプルなものが主流。
こういうの↓
輸入品だと日本の3~4倍も高い。
「日本を離れる前の最後のチャンスだからって。」
確かに一理ある。
「だからついでに私にも一台買っておいてくれる?」
なんともずうずうしい
ダンナに愚痴ったら、
「まぁ、クリスマスプレゼントで同額返してもらうから大丈夫。」
と言うので、しぶしぶ秋葉原まで炊飯器2台買いに行った。
どうせオージーだから違いが分からないだろうと、
一台2万円の普通のやつを購入。
その3ヵ月後他の荷物と一緒に、無事義両親宅へ届いた。
早速言っておいた番号のコンテナーを開け、一台を義妹に届け、
もう一台は自分達用に持ってく義母。
私達が立て替えているだけだから、という意味だろうか、
義妹からも義母からもお礼の言葉は無かった。
買い物に行って梱包・海外郵送だけでも結構大変だったのに、
そんなことはお構いなし。
そして今年の7月に移住してきたわけだが、なんだかおかしい。
去年のクリスマスはダンナも私もオーストラリアにはいなかった。
つまり去年義妹と義母に炊飯器をあげたまま、
同額のクリスマスプレゼントか立替代金はもらってない。
ダンナと話し合った結果、どうせケチな義母が同額のものなんてくれるはずないので、
立替代金を返してもらう事に。
先日全く同じメーカーモデルの炊飯器が、450ドルで売っていたのでどちらにしてもかなりの得になったはず。
まずは義妹に電話を掛けるダンナ。
「あのさぁ、去年買った炊飯器のお金返してくれるかな。」
「クリスマスもなかなか会えないし。」
そう、義妹は別の州に住んでいる。
金額を聞いた義妹、
「え~~、そんなにすると思ってなかった!だってスーパーで30ドルくらいで売ってるもん。」
なんだか嫌な予感が・・・
「知ってたら頼まなかったのに。え~~、高すぎる!」
今どき30ドルの炊飯器ってありえないでしょ。
しかしダンナも負けていない。
「お前だって値段聞かなかったじゃないか!」
「とにかく日本でも安い方の物なんだよ!」
しぶしぶ了解する義妹。
今度義両親が遊びに行った時に、お金を渡してもらう事になった。
・・・・・・・。
お礼は言われても、文句言われる筋合いはないっ
次は強敵、義母から回収だ。→続く
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