私の両親がオーストラリアに来た時にも、いろんな事があった。
そして忘れてはいけないのがフィッシングツアーの話だ。
オーストラリアには海の遠く沖まで連れて行ってくれるフィッシングツアーがある。
岸からの釣りと違って、大型の魚を釣れるので人気がある。
しかしランニングコストがかかる為、ツアー参加費用も1人150ドルと高め。
ダンナが私の父と義父を誘い、彼らの費用も負担して参加することに。
結局私の父は後でお金をくれたが、義父からは「ありがとう」すらなかった。
参加する前にダンナが、
「大きい魚がいっぱい連れたらどうしよう?!」
と興奮していたが、父は
「ハハハ、それは取らぬ狸の皮算用って言うんだよ!」
とあまり期待してないようだった。
ツアー参加の前日、義両親が私達が泊まっていたコンドミニアムにアイスボックスを持ってやって来た。
てっきり私は翌日の釣りに備えてだとばかり思っていた。
そして、いよいよ当日。
コンドミニアムで母と帰りを待っていると、
「キャロル!ちょっと見て!!」
と興奮した義母がショッピングカートを押してやって来た。
見るとカートの中に平均80cmの大型魚が7~8尾もいるではないか!
しかもいろんな種類で
是非新鮮なうちに全種類食べたい!
そこにいる全員がそう思っていた。
しかし、なんだか父の様子がおかしい。
カートの中にあったブリを一尾取ると、明らかにイラついた様子でキッチンへ向かった。
「新しいうちに刺身にした方がいいから。」
大きいブリ一尾と、オーストラリアの切れない包丁で格闘する父。
「なんでこの包丁は切れないんだ!切れる包丁はないのか?!」
「お義父さんが切れる包丁を持ってるって言ってたな。」
と義父を呼びに行く父。
すると義両親の姿はすでに消えていた
・・・・・・・。
残りの魚が入ったショッピングカートと共に。
とうとう私の両親にもやっちまった義両親。→続く。
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