ダンナはオーストラリア人だが、KY(空気読めない)の意味を理解している。



というか、けっこうツボにはまっているようだ。



そして義父はことごとくKYである。



特に食べ物に関してはヒドイ。



まず人に勧めるなんてことは、絶対にしない。



以前、私の両親がゴールドコーストに来た時のこと。



コンドミニアムに滞在していた私の両親が、シーフードを沢山買ってきて義両親を招待しようということに。



母がほとんど料理してくれた。



バラマンディーという高級魚のソテー、大えびの煮付け、蒸した渡り蟹。



さらに生がき、スモークサーモンも。



バラマンディーだけそれぞれの皿に乗り、後は一盛りでテーブルの上に並ぶ。



義両親が遠慮しないようにと、母がまずえびが大量に入った大皿を義父に渡した。



もちろん、「自分の皿によそったら隣にまわしてね」という意味で。



しかし、これが間違っていた。



母は義父がKYだということを知らなかったのだ。



大皿を受け取った義父が自分の皿にえびをよそう。



ガサッ、ガサッ。



一尾一尾取るのではなく、大皿からエビを滑らせるように皿に取る。



ガサッ、ガサッ、ガサッ。



なんと、全体の半分以上取った!←総勢6人なんですが。



そして大皿を隣にまわすわけでもなく、ドサッと自分の目の前に置く。


け、け、け・・・・・



KY~~~~~叫び



それを見ていた父と母が一言。



「お義父さんは、よっぽどエビが気に入ったらしいね~音譜





違う、違う、違うーーーーー!!そうじゃなーーーーーい!!!





・・・・・・・・・むかっ














格言:大皿料理を出されたら、早い者勝ちである。


気に入ったものは目の前に置こう!エビ





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