義父は頑固である。



言い出したら絶対に引かない。



それがたとえ間違っていても、認めない。



以前義両親宅のインターフォンをめぐって、ダンナとくだらない言い争いになっていた。



義両親はマンションに住んでいるので、室内にはインターフォンと通常の電話器の両方ある。



こんな感じ↓



国際結婚 嫁姑バトル


このインターフォン、同じマンションに住んでいる人とも通話する事ができる。



インターフォンだから、もちろん無料。



もう、お分かりだろうか?



義父はお金がかかると思っていたのだ。



お金がかかる→ボス(義母)機嫌が悪くなるむかっ→八つ当たりされる→使わないようにする


このような方程式が自然に頭の中で出来上がっていた。



元々電子工学を専攻していたダンナが一言。



「これ、お金かからないよ。インターフォンだもん。」




「お金がかからない」という言葉にすぐさま反応した義母、



「えっ、本当?でもお父さんがお金かかるって言うから、使わなかったのよ。」



そこでまたボスに責められるのを恐れたのか、自己防衛にまわる義父。



「いや、ぜったい有料だ!これはインターフォンじゃない!!」



「だってほら受話器の形をしてるだろ?だからインターフォンじゃないんだ!」



この後、インターフォンだ、いやインターフォンじゃない、としばらく続く。



あまりの頑固さに、とうとうあきらめたダンナ。



すかさず義父は義母を誘って、お茶しに出掛けた。



翌日、ボス猿 義母からダンナに呼び出しかかる。



「あの後、大変だったのよ~」




寝るまで延々と、「あれはインターフォンじゃない!」と義母に言ってたらしい汗



義父は言い出したら聞かない。



なのでテキトーにあしらうように、ボスゴリ からの命令。



それ以降、あまり義父と言い争いをしないようにしているダンナ。



この時これがほんの序章にすぎないという事は、想像もつかなかったが・・・。



私からすれば・・・・・・・











どーでもいいじゃん?


有料だったら請求書が来るから分かるわけだし。





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