義母は極度のケチである。
義父は元々浪費家の方だが、長年一緒にいるうちに義母のケチな性格が移ってきているようだ。
オーストラリアに移住する前まで、一年に一度はダンナと来ていた。
義両親宅に宿泊するのは とんでもないので 気が進まなかったので、近くのコンドミニアムに泊まった。
チェックアウト前日~当日はいつも嫌な気持ちになる。
なぜなら、あの儀式が始まるからだ。
それは・・・
義両親による残り物チェーック
コンドミニアムに入るやいなや、わき目も振らずにキッチンに直行。
「オーケー、じゃあ、あなたはキッチンの戸棚をチェックして。私は冷蔵庫をチェックするから。」
と、義父に指示をだすボス猿じゃなくて義母。
そう、チェックするのはキッチン。
理由は少しでも自分達の食費の足しになるもの、がないか探す為である。
備え置きのコーヒー・紅茶は当たり前、2、3個残った卵も一つ一つトイレットペーパーで包む手際の良さ。
中途半端に残った野菜や果物も、持参してきたアイスボックスに次々と詰められる。
まぁ、そこまでは物を大切にするということで良しとしよう。
が、問題はそこから。
最終日にダンナと食べようと思っていた未開封の冷凍のケーキ。
オーストラリアでは冷凍のデザートが充実している。
こんなかんじ↓
私が食べたことないからと、買って来てくれたダンナ。
それを何も聞かずに、さっさとアイスボックスに詰めようとした義母。
いち早く気付いたダンナが、義母の手から奪い返して言った。
「キャロルに食べさせてやりたいから、4分の1だけカットさせてよ。」
ク~、泣けるね~
しかし義母の口からはとんでもない言葉が!
「箱が開いてたら、お客さんに出すとき格好が悪いでしょ」
それでもダンナは俺が買ったんだから好きにさせろと言い返して、なんとか4分の1は死守。
ケーキを切るときも、
「2人で本当にそんなに食べるのぉ?」
と嫌味チクチク。
自分達で買った物なのに、いちいち戦わなければならない苦痛。
下手するとお土産用に買っておいたお菓子なども、危うく持っていかれるところだった。
次回からは極力残り物が出ないようにしよう。
・・・・・・・。
そしたら備え置きのシャンプー・ソープ、洗剤、トイレットペーパーまで持ってったよ・・・。スゲー
夜逃げ屋本舗ってか?