継続してデンマークの作曲家でマルチインストゥルメンタリストのAnders Lauge Meldgaard関連のアルバムを聴いている。明るく軽やかで何だかほのぼのとすると言うか、天気の良い日に聴くとほっこりするから好きなんだよね。今聴いているアルバムは2021年10月にデンマークのレーベルÅr Og Dagからリリースされた弦楽カルテットHalvcirkelのためにAnders Lauge Meldgaardが作曲した『Fragment 94』だ。
Anders Lauge Meldgaard
【2021年】Fragment 94/Halvcirkel & Anders Lauge Meldgaard
【収録曲】
A1. Fragment 94, pt. 1
B1. Fragment 94, pt. 2
【クレジット】
Anders Lauge Meldgaard: composed by
Mika Persdotter: viola
Bettina Marie Ezaki: violin
Nicole Hogstrand: cello
Pernille Kristiansen: violin
Mette Moestrup: text by
このアルバムではAnders Lauge Meldgaardは作曲のみ、演奏はHalvcirkelの他にMette Moestrupが古代ギリシャの抒情詩人Sapphoの詩作『断片94』を朗読している…と言うか、言葉を発している。なぜ、言葉を発していると書いたかと言うと、途切れ途切れに一言だけ言葉を発しているからだ。これがAnders Lauge Meldgaardの音楽特有のパルス的な各楽器の音のようなのだが、人の声である分、他のアルバムには無い色を添えている。
今回のアルバムの楽器は全て弦楽器だが、弦を指で弾いて出している音とメロディーは、もう直ぐ春が訪れそうな冬の晴れた日の軒先のつららから溶けた水が滴っているようなイメージなのだが、メロディーとリズムによってはオーガニックなテクノ的に聴こえる箇所が有ったりして面白い。
例によってアルバムの詳しい紹介はEM Recordsのアルバム紹介を見て頂こう。
Halvcirkel & Anders Lauge Meldgaard [ Fragments 94 ] LP - emrecords
最後に…今回貼る動画は『Fragument 94』の2022年10月の演奏動画なのだが、この演奏にはMette Moestrupは参加しておらず、その代わりにAnders Lauge Meldgaardがオンドモ(日本発の新しいオンド・マルトノ)で演奏に参加している。オンドモは去年2025年にリリースされたCopenhagen Clarinet Choirとの共演アルバム『Jeux d'eau』(意味は『水遊び』)でAnders Lauge Meldgaardが演奏している電子楽器だ。この演奏では弦を指で弾くような音はAnders Lauge Meldgaardがオンドモで出している。動画の時間は短いので全体ではないのだが、この動画を観てAnders Lauge Meldgaardに興味を持ったら、是非『Fragument 94』か『Jeux d'eau』(このアルバムは本当にオススメ!)を聴いて頂きたい。今のところ、Anders Lauge Meldgaardの音楽にハズレ無し、恐るべしAnders Lauge Meldgaard!
【2025年】Jeux d'eau/Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard


