第二診公演終了によせて(1) | ヨメニコのブログ

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劇団ヨメニコ内科の第二診公演「労働逃避絵巻㈱×忍」がが無事に幕を下ろしました!!
見に来てくださったみなさん、ありがとうございましたドキドキ
そして、公演に向けて手伝っていただいたみなさんも、ありがとうございました。みなさんの力がなければ、劇団員は途方に暮れていたでしょう。漕ぎつけられたのも、お力添えあってのおかげです



さて。
これを書いているのは、劇団員の一人です。

劇団ヨメニコ内科は、劇団員が2人しかいない、弱小劇団です。
大阪でも類を見ないほど少ないんじゃないでしょうか。
自分のところだけでは公演ができないので、他劇団と組んだり、外部に委託したりして、なんとか公演が出来る状態です。何せどちらも役者なので、2人とも舞台に立つと、仕切る人も、音を出す人も、光を当てる人もいません。
他劇団で手伝ってくれる人はいるのですが、この人は僕らの友達で、「劇団ヨメニコ内科」という名前が気に入らないので他劇団をつくった変わり者です。
要はざっと3人でやっているというところですヘ(゚∀゚*)ノ



あと、自慢できる話ではないですが、素人に毛が生えた程度です、2人とも。
大学の演劇部出身ですが、別に幅広く交流したり、ワークショップに参加したり、演劇論を激しく交わしあったりした経験はありません。「こんな設定おもしろいだろうなぁ」くらいを考えて、日々のらりくらりとお芝居をしていました。
しかも金沢でやっていたものだから、大阪にまったくツテがない! 他劇団と仲良くすることもできませんでした。



素人が何かの間違いでお芝居に足を踏み入れた感じです。

そんな僕らが劇団活動をしています。自称です。
とうとう二回目まですることができました。

初診公演は、惨憺たる結果に終わりましたショック!



5年も前のことです。「漫画人~僕の親父は究極生物~」というタイトルで公演をしました。
演者は3人。公演時間は120分。客席にどよめきが起きます。僕も客の立場ならビビります。
案の定アンケートにはボロカス書かれました。
「こんなひどい芝居を観たのは初めてだ」「成長性に期待できない」とか。

まぁいいよ。というのも、次回作の構想なんてなかったから。これでおしまいのつもりだったから。
芝居に打ち込むのは一時のこと。それぞれに仕事があり、芝居中心ではいられないし、なによりここでもらった意見を活かせそうにないから。
アンケートを取ったのは、お客さんの反応を見たいから、それだけ。
なにもしないまま、5年が経ちました。



劇団員1人の静岡への引っ越しが決まったんです。



仕事ではなく家庭の事情で、2013年12月に大阪を去ることになりました。
劇団員の半分が急遽減るのです。

彼と話していて、「もう一度芝居がしたいなぁ」という流れになりました。
初診公演を終えて長いこと経つけど、芝居をしたいという燻ぶり感はお互いありました。けどきっかけがなかったんです。公演はすごい体力と気力をつかって準備しなきゃいけないから。それも一週間程度じゃない。僕らは芝居だけに生きているわけではないから、半年は必要だろうと。
こんな苦しいことをやるのに、何となくなんてできません。やろうというきっかけをお互いに欲しがっていたのかもしれません。時すでに遅しでしたが。
彼の引っ越しを契機に芝居をするなんて。
どう考えても話は簡単ではありません。



3月に公演するなら、12月に引っ越ししたら、残りの3か月はどう稽古をするのか。音響や照明は誰に頼むのか。
課題はいろいろありました。
しかし、彼が大阪から去る前にどうしても芝居がしたくなったんです。いなくなってからやりたいと思っても、どう考えても無理です。いる内に芝居をして、これが最後の公演だと思い切って、僕ができるツテを使い切り振り絞って公演をしようと思いました。この半年はお芝居のためにプライベートの時間を使おうと思いました。


そんなこんなでこのお芝居がスタートしたわけです。

何か書いてて長くなりそうです。