昨晩、夕食の支度をしていたら、彼の高校時代の絵画教室の先生から電話がありました。

なにやら私に断りもなく、「嫁もつれて行って挨拶させます」的な事を言っているのが聞こえました。
昨日は体調が朝からあまり良くなかった私。
3、4時間睡眠が続きつつあるため、今日こそは早く寝ようと、夕食後は、語学学校の宿題をちゃっちゃと済ませて早々に寝ようと思っていたのに。

10時には帰ってくる事を約束して、三清洞へ向かいました。

三清洞のカフェには、彼が高校時代にデッサンを習っていた先生に、その教室の先輩が一杯やっていました。
「アンニョンハセヨー。チャルブッタドゥリッケヨ。」
と、あいさつだけして、あとは時々「イェー」と相槌をうって、ニコニコしていただけでした。
南の方言がすごすぎて、何を言ってるんだかわからなくて(-_-;)
最近の日本のこと、仕事のことなどを話しているのはわかりましたが…。

このカフェ、ホンデにもあって、カフェ以外にデザインオフィス、そして、アメリカやヨーロッパのビンテージ家具の販売をしているので、オーナーの友人である絵画教室の先生に、我が家で使いたいとある椅子を、探してもらえないか、聞いていたのでした。
日本だったらすぐ買えるものなのですが、アンティークショップが少ない韓国ではネットでも販売しているところを探せなくて。
結局、私の目的の椅子は無いと言われてしまいました。

私達夫婦はお茶を頂きながら、先生達と話し始めてすこししてから、このカフェのオーナーがいらしてご挨拶し、一緒にお話をすることに。

こちらのオーナーは、日本にも精通した方で、私達が日本から来た事を知ると、日本のデザインやライフスタイルについての話が始まりました。
デザインの本も出されていて、日本のライフスタイルデザイナーやプロダクトデザイナーなども紹介されていて、その方達とのことなど勉強になるお話を沢山聞かせて頂きました(韓国語がわかれば…ですが)

時々訳してもらいながらも、3分の1も理解できてないことに疲れて来て、気分が悪くなったころに、夫が私の日本での仕事の経歴を話したら、なんと、
「うちで働けば?そうしなさい。」
と、思わぬお誘いを受けてしまいました。

いつかこちらで働けたら良いなあとは思っていたし、ありがたい話ですが、今全く会話ができない私には、韓国人の中で働くなんて無理!
韓国語オンリーの会話を長時間聞いていたら、気分が悪くなってきた程の私(゚o゚;;
それにデザインの仕事から離れて随分経つし、決して期待には沿えないし。

今は言葉ができなくて無理なので、また、機会あれば、事務所にぜひ伺わせて頂くということで、曖昧なかんじになりました(^_^;)
仕事の経歴って言っても、歳がいってるからなんだか長いだけで、できる女か?と言ったら決してそうではないのよね。

そんなこんなで理解できない会話を聞きながら11時がすぎ、気持ち悪さもMAXに!

帰ろうとしたところ、その前にカフェ建物のプライベートスペースをみて行きなさいと、案内されました。

東京ではなかなか難しい、ゆったりとしたスペースに家具がいっぱい。
しかも、博物館に展示されるようなデザイナーのオリジナル家具も!
とても気持ちの良い空間でした。

けど、私は気持ち悪すぎて良い反応ができなかったけど、このカフェのオーナーと、夫の絵画教室の先生達に、精一杯御礼を言って帰ってきました。


不思議と。
家に帰る車中、気持ち悪いのが治ってきたのでした(⌒-⌒; )
どうやら、ほんとにハングルアレルギーだったのかも…。

私がこの国で働くなんて、あと何年かかることやら…^^;。