最近、気になるニュースとして
HIV感染者が、1000人を超えたというのがあります。

どんなニュースかは、みなさんで
検索していただきたいと思いますが

1年間に報告されたHIVの新規感染者が
1000人を超えたというニュースです。
つまり、検査で発見された方が1000人以上だった
ということです。


記事に関してですが、やっぱりどこか

「それは言う必要あるの?」
「言い方ってものがあるんじゃないか?」

と疑問を呈したいポイントがいくつかありました。

というのは、それらの記事には


「感染者の多くは男性同性愛者だった」

と書いてあるんです。



これは、HIV感染=同性愛者 という偏見を
助長しかねないと思うのですが、どうでしょうか?


ただでさえ、薬害AIDS事件で
同性愛者の病気というイメージを世間は植えつけられています。
だから、この点は、過去を省みて
もっと慎重に発表すべきポイントなのですが
なぜか、サラッと「同性愛者が多い」と報告してしまっています。


確かに、同性愛者に感染者が多かったとしても
その記事がどういう目的で、同性愛者が多かったのか
を伝える、その点がどうも、曖昧で
何も考えていないような気がするんです。


同性愛者に対する啓発の目的なら
一般向け記事には載せず、例えば
同性愛者向けの何か、思いつかないんですが
そういった特集の記事で書くとか、そういう配慮が出来たはずです。


おそらく、これらの記事を読んだ世間一般の方々は


「HIVは同性愛者に多いから、自分には関係ない」と

思ってしまうんじゃないでしょうか。


記事の書き方に疑問を呈します。

「同性愛者が大半だった」「同性愛者が多かった」

という書き方は変です。

もしかして、同性愛者の方が病気に対する
意識が高くて積極的に検査を受けているだけなのかもしれないし。

私は、風俗とかを利用しませんし
下記のような行為を行いませんが
例えば、よく事件になる「児童買春」とか「売春」の類では
感染者はでないのでしょうか?

たぶん、そういった方々(買う人、売る人)がこの記事を見たら
「私には関係ない」という意識を持つかもしれません。

理想は、どんなセクシャリティの方も
検査をするのが普通、とする世の中にすべきことじゃないでしょうか。


HIVについては、どうも世間では
ぞんさいな存在というか、慎重な扱いがされていない気持ちを
持ってしまいました(記事の上で)。

ちょっとした書き方の問題かもしれませんが
配慮が必要だと思います。

どうなんでしょうか?
私の考えすぎでしょうか・・・?