飲食店嫁のサードプレイスを作っています。

 

前回の投稿

 

 

 

 

たくさんの「いいね」をいただき

ありがとうございます!

 

今回は

 

まっ黒くろくろ黒歴史です(汗)。

 

これ、笑いごとでは済まされないんですよね。

 

 

自分のこどもが学校の図工や美術の時間で

画用紙を真っ黒に塗った。

 

他にも

爪をいつもかじっていて、爪切りを嫌がる。

不潔にしている。

 

こういう時ありませんか?

 

こんな時、どうしたか?

どう乗り越えて

さらに良い方向に向かって行けたのか?

 

 

子どもの可能性が開くか?閉じるか?

そのタイミングにどう考えるか?

 

 

それをお伝えしますね。

 

 

その日はある日突然やってきました。

 

授業参観に行き、廊下に子どもたちの絵が飾られています。

 

遠足の時の絵とか

自由に動物たちの絵を描いていたりとか。

 

赤、緑、青、黄色と

それはカラフルな元気いっぱいの絵でしょう。

 

 

子どもそれぞれの個性と才能が溢れているようです。

 

 

でも・・・・

 

そこでなぜか一枚だけ

真っ黒に塗った絵がある。

 

 

その絵がなんと!!!

 

我が子の作品・・・・

 

 

作品とは決して言えない

黒歴史・・・。

 

我が家で子供が真っ黒な絵を描いた時は小3でした。

 

親として

かなりショックでした。

 

真っ黒な絵を見て、

頭は真っ白になったことを覚えています。

 

 

普通に暮らしていたら

黒い絵は描かないでしょう。

 

しかし、

いろいろサインはあったと思い返せばありました。

 

それを他の兄弟や仕事が忙しいということを言い訳にして

子どものことをしっかり見ていなかった。

 

見て見ぬふりしていたことに気づきました。

 

 

まずうちの子は小2くらいから

爪をいつもかじっていて爪切りをしていなかった。

 

持ち物がすべて汚かった。

 

鉛筆なども筆圧つよくていつも先が折れていた。

 

 

これを個性なのかな?

と思ってしまっていました。

 

忘れ物も結構あったし、

加えて小2の担任の先生も

ちょっと病んでいた先生。

 

相談もできなかったのもありました。

 

そこで、

小3の時の真っ黒な絵。

 

すぐに当時の担任の先生に相談しました。

 

一緒に黒い絵の分析をしました。

 

 

よく見ると黒く塗ってしまう前に

何か細かい生物をたくさん描いていました。

 

当時のお題が

「海の中の世界」。

 

 

黒い世界の下には

タコやイカ、潜水艦もあって

小さな魚の群れも描かれていたようでした。

 

 

それから何かあったのでしょうか?

 

 

最後に全部を覆い隠すかのように

真っ黒に塗っていました。

 

 

先生はそれをしっかり見抜いて

 

「本当はちゃんと描いていたんですね。

自分の中で納得いかなくて

最後に塗っちゃったかもしれませんね。」

 

と言ってくれました。

 

 

要は

 

 

《あきらめてしまうクセがついている》

 

 

ということを示唆してくれました。

 

 

本人がやりたかったことが最後までできない状況が重なり

いつしか諦めて

あとは無駄にしてしまう。

 

そこから

先生と二人三脚で

子どもを全力応援するようにしました。

 

 

やり始めたことは本人が納得いくように

最後までできる環境にしました。

 

 

家庭では他の子の世話にどうしても行きがちでしたが、

この際、ちびちゃんはちょっと遊ばせておいて

その子が安心して勉強や

宿題をやりとげられるようにしました。

 

 

当時、その子に対して

ちょっと苦手意識もありました。

 

 

どうしても下の子がかわいくなってしまいます。

 

日々の些細な

親の下の子を可愛がるところを

不満に思っていたのでしょう。

 

 

それが積もり積もって

彼の中でもどうにもならなかったのだと

思います。

 

でも、かわいいんです。

下の子って。

 

その考えを一切捨てないといけません。

 

というか

 

「あなたをしっかり見てる」

その気持ちが伝わらないといけない。

 

 

そして、ここで私も変わらなければ

この子の一生が悪い方向にいってしまう。

 

 

このマインドを強く持ちました。

 

 

子どもではないんです。

 

変えないといけないのは

自分。

 

親としてこの子を不満いっぱいの感情を持たせず

前向きに自立していくように

育てる義務があります。

 

 

逃げてはダメなタイミングだったと

今思っても感じます。

 

 

当時その子は水泳が苦手でした。

 

 

丁度、また違う日に授業参観で

水泳の授業だった時がありました。

 

 

みんなスイスイ25mを泳いで

プールから上がっていた時、

ひとりもがきながら頑張っている我が子の姿がありました。

 

 

そこで

担任の先生が教室まで聞こえるのでは???

 

というような大きな声で

我が子を全力で応援してくれました。

 

「○○○!!!!大丈夫だ!!!

その調子だ!!!いけーーーーーーー!!!!!

 

いいぞーーーーー!!!

○○○~~~!!!!!」

 

を連呼して、ゆっくり、でもしっかり進んでいる

我が子の横を他の子や先生の目を気にせず

伴走してくれました。

 

 

我が子が25m泳ぎ切った時、

大きな拍手がわいていました。

 

始めて25m泳げた瞬間でした。

 

先生も全力で

 

「○○○!!!!!

できたーーーーーーーー!!!!!!

やったー!!!!!!

 

よかったなーーーーーーー!

偉かったぞーーーーーーーーー!」

 

と子どもの頭をぐりぐり撫でてくれました。

 

 

先生の目からも

私の目からそして子供の目からも

涙が出ていました。

 

子どもは震えながらも

とても満足な笑顔を見せてくれました。

 

 

私もあんなに頑張った子を始めて見ました。

 

 

そこからです。

 

子どもが大きく変わりました。

 

 

諦めることが少なくなった気がします。

いや、無くなったともいえるでしょう。

 

 

《小さくでも続けていけば必ず達成する》

 

ということが解ったのだと思います。

 

 

それから例えば割りばしで五重塔をつくったり

小さな何かのパーツでランタンをつくったり、

 

当時流行っていた

ピタゴラスイッチの真似で

パチンコ玉を転がすといろいろな細工をつくったり

 

ドミノを仕掛けたり、、、、と

数学?物理?脳が発達していったのだと思います。

 

子どものサインに気づけて

本当に良かった。

 

 

今では大学には高校時代に数学の賞を取って推薦で合格し

大学ではロケット開発をしています。

 

大学院にも進む予定です。

 

 

すべては

 

「真っ黒な絵」が教えてくれました。

 

 

もし、お子さん、

 

大人もあるかもしれません。

 

 

今回は

子どもの可能性が開くか?閉じるか?

そのタイミングにどう考えるか?

 

大切な人が何かちょっと違うサインがあったら

全力で向き合って

応援してあげてください。

 

「あなただけをしっかり見守っているよ。

全力で応援しているよ。」

 

この気持ちが伝わるように

(伝わらないと意味がないです)

 

自分が変わってください。

 

始めは辛いです。

 

でも確実に変わります。

 

可能性を生かすも殺すも

親の向き合い方です。

 

 

この話が参考になれば幸いです。

 

 

 

次回はそんな子が自立へと大きく向かって行けた

思春期の

 

真っ黒な夜中のできごとについてです。
また、黒い(笑)。