飲食店嫁のサードプレイスを作っています。

 

子育て真っ最中の方、

子離れ、できていますか?

できそうですか?

 

「子供が家を出ていくのがたまらなく悲しい」とか、

 

「子供が家を出ていくのはわかっているけど、その日が来たらどうしていいか?わからない。」

と考えてはいませんか?

 

 

まだ、その日が来ていなくても

悲しさにうずもれてしまいそうな感覚を持っている方も

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

私はそうでした。

 

「子どもたちが家を離れる日がくるのが怖い」と思っていたくらいです。

 

子どもの親離れ、

親の子離れ・・・

 

必ず訪れる時が来る、

と頭の中では思ってみても・・・

 

 

ではどうやってその悲しい気持ちを

《ポジティブに受け止めたら》いいのか?

 

どうすれば《離れたくない気持ち》を

整理したらいいのか?

 

さらにプラスの方向に持っていくには?

 

今回は我が家の例を挙げて

お話したいと思います。

 

この考え方は

飲食店においても、

とてもラクになるので

ぜひ読み進めてくださいね。

 

 

前回のお話、

「こどもが黒い絵を描いた時どうするか?」

子どものサインをすぐに見つけ

あきらめない子になるようにサポートする考え方を

ご紹介しました。

こちらもよかったらご覧ください!

 

 

 

親離れ

子離れをするには?

 

結論から言うと

「執着しない」ということと

 

この世のモノすべて

「自分の所有物ではない」という

マインドセット。

 

 

子どもは自分の所有物ではありません。

 

子どもの人生があります。

 

 

私はこれを理解することで

すごくラクになりました。

(半ば強引な出来事があったのですが・汗)

 

ちょっと想像してみてください。

 

子どもも友人も

店も自然も何もかも、

すべてあなたの所有物になってしまったら

どうでしょうか?

 

大きな心配を抱えながら

暮らしていく。

管理やメンテナンスだけでなく、

トラブルも起こるはずです。

その心配にかける時間も行動も無駄ですよね。

 

 

子どもが学校で怪我したらどうしよう?

車を盗まれたらどうしよう?

 

そんな心配毎日していられないですよね。

 

メンターに教わりました。

資産を構築している人は

「自分が所有する」という考えがないそうです。

 

だから何事にも執着することなく

自由にビジネスをはじめられたり

無駄な税金などの支払いを抱えてはいません。

 

所有していないから

トラブルや負債があったとしても

すぐに手放し、リスクも最小限に抑えることができます。

 

そして、

執着しないと

すべてがラクになり、負の気持ちを抱えることが

なくなります。

 

私は資産家ではありませんが(笑)、

その考えに大きく助けられ

子離れ、親離れができました。

 

子離れの時期はある日突然来ました。

 

数年前大学受検を控えた子供は、

コロナ禍もあり、

受検対策がうまく行かず

ストレスを抱えていたのでしょう。

 

毎日口論になっていた時がありました。

 

今にして思えば、

その子も当時、

自分の将来が不安で不安で仕方なく、

 

母親の私にやり場のない気持ちを

ぶつけるしかなかったのでしょう。

 

私の方も仕事と毎日の家事と他の子の世話で

忙しく、せわしなく、

その子にやさしい言葉をかけることも

できない日々が続いていました。

 

ある日、子どもの不満とストレスが爆発し

私も激怒し

 

「もう、〇〇(子ども)のご飯は一切つくらないから。」と

啖呵をきったことがありました。

 

 

当時高校3年の子は

「こっちだって、作ってくれなんて

一度も言ったことないじゃんか!!!」と

引くに引けない言葉を発し、

「自分でやるよ。」と

部屋に引きこもった時がありました。

 

当時、その子が大学に進学することで

家を離れることがたまらなく寂しかった思いがありました。

 

でも

いずれは家からみんな離れるし

 

私だって死んでしまったら

彼らとお別れをするわけです。

 

でも、そのことを認めたくなくて、

自分も子供に依存していた気持ちをもっていたことは事実です。

 

喧嘩してしまって

「あーあ。

でも子離れする良い機会だ!」と思いました。

 

でも、いざその時が急に来て

 

2階に上がって

涙が溢れてきました。

 

 

そんな時にこの言葉を思い出しました。

 

 

「地球上で私のモノは何もない」と。

 

当たり前ですが、

子どもには子供の人生がある。

 

自分の身体だって

借り物。

 

所有しないという、

その考え方が資産家の考えだということ。

 

人やモノやお金、土地に執着しないで

それをコントロールできる人に託して

自分は抱えない。

 

抱えれば苦しいんです。

 

 

だから、その《食事作らない事件》で

子どもへの執着を手放しました。

 

口喧嘩から約1ヶ月。

 

高校生息子は学校を休むことも無く

お弁当と朝ごはんと晩御飯3食を夜11時ごろ

自分でキッチンで作り、超遅い晩御飯を食べて寝る。

 

作っておいた朝ごはんを私が起きる前に食べ

自作のお弁当を持って

そそくさと学校に向かい、

夜も遅くに帰る生活になりました。

 

 

彼は帰宅すると勉強し

夜11時ごろごはんとお弁当を作り

夜ご飯を食べて寝て

 

早朝に朝ごはんを食べるか、

お弁当も持参して登校。

 

 

そんな生活が1ヶ月も続きました。

 

その間、私ができることは

見守って、

彼が思うようにできるのを待つこと。

 

冷蔵庫にいろいろな食材を満タンにしておきました。

 

1ヶ月も経つと、

何が原因で喧嘩になったのか?

 

ちょっと定かではなくなります(笑)。

 

私の頑固な性格に似てしまった

子ども。

 

彼も同様、

ある時

「なんであんなに怒っちゃったのかな?」と

不意に言ってきました。

 

 

引くに引けなくなって、、、

その結果、1か月もよく自分で食事を作って頑張りました。

 

 

他の兄弟たちは

 

「あ~あ。すぐに謝ればいいのに。」と

呆れていましたが(苦笑)。

 

 

でも、これで吹っ切れました。

 

 

あぁ、この子はどこにいっても大丈夫。

 

 

と確信しました。

 

 

無事大学合格し

家から遠い土地に行くことになりました。

 

食事などを含め

何も心配しませんでした。

 

 

あれから3年。

 

 

その子が私に言いました。

 

 

「あの時のあの生活があったから

自分でもひとりで暮らしていけると思った。

 

そういう意味では

あの時はありがとう。」

 

 

と嬉しい言葉をくれました。

 

喧嘩した瞬間は

嫌われたという実感もあり

絶望感に襲われましたが

 

少々荒業だったけど

「この世に自分のモノはない」と解り、

子どもに執着しないことで

 

ものすごく、生きやすくなれました。

 

 

もし、お子さんと子離れ

お子さんが親離れできないなら

今回のことが参考になればいいです。

 

 

お店も然り。

 

 

お客様も自分の所有物ではありません。

 

 

だから日々のお客様の入りで

一喜一憂することも

 

例えば常連さんが

来なくなっても

恨んだり、他店を羨んでも

苦しくなるだけです。

 

 

「この世に自分のモノはない」

 

そして

人への執着を手放す。

 

この2つでちょっと気持ちをラクにしていただければ、幸いです。