日本人は「NO」とハッキリ言わない。
私は京都人ですが
昔ながらの京都人なんて
言葉の裏の意味を考えて答えないといけないとか
(現代っ子はそんなことないですよ)
なんでも言いにくいことは遠回しに伝えるのが普通。
私はカナダ横断していた時、
スイス人2人と3人で旅をしていました。
節約のため、パスタディナーは鉄板。
トマトが嫌いな友人Aと
辛い物が苦手な友人Bと
チーズの臭いに耐えられない私
(なんでスイスに来たんだと言いたくなるかもですが
スイスのチーズは美味しいですよ)
そんな私達がスーパーに来るとパスターソースが3つ。
①トマト&バジルソース
②アラビアータソース
③チーズソース
友人A「私トマトは無理だから!」
友人B「アラビアータは辛いから嫌よ」
「じゃあ、チーズソースでいい?」
こう聞かれて、
私は自分が我慢すればいいだけかと思って承諾しました。
でも、チーズソースの臭いはやっぱり強烈。
全然食が進まない私を見て、友人が
「気分でも悪いの?」
と心配してきました。
「いや…実はチーズが苦手で」
と言うと、二人とも口をあんぐりあけて
「どうして言わなかったの!?」とビックリ。
「でもAはトマトが嫌いだし、Bは辛いのが嫌いだし」
と答えると
「じゃあパスタにする必要なかったじゃない!」
と、友人。
私の行動は彼女たちには理解できないものだったけど
きっと日本人だったら
私と同じ行動をとる人が他にもいるはず。
私達は協調性を学んで育ってきたから。
でもこの日、私は
自分の意見をハッキリ伝えていいんだ。
嫌ならNOと言っていいんだ。
ということを学んだんです。
私にとってはこの先もきっと一生忘れない
パスタを食べた日の思い出