私が婚活をスタートしているのが2018年。


スタートするまで色んな婚活ブログや書籍を読んでいましたが、当時のブログや書籍を見ていたら懐かしい気分になりました。



結婚も婚活もこんなに恐怖なんだと脅かすブログも書籍も山ほど出ていて、参考になったとか実践的とかもありますが、

その中で読みやすくて活動をするキッカケになった本や定期的に読んで元気ややる気を回復させていた本とか、そういった好きな本の感想を述べていきます。



本当は読んだ当時に感想を残そうと思っていたけど、婚活中にやってもなーと思っていたので。





31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる

著:御手洗直子



AmazonのURLはリンクカードが表示されないんですね🤔

PCブラウザ版で編集すればいいそうですがそこまでやらなくて良いや



pixivで公開された当時読んでいましたしコミックスも買いました。


2012年に公開なので当時私は26歳。


相談所に入って婚活スタートしたのは30代に入ってからですが、

この本を読んで婚活という未知の世界を楽しく知れて、こうやって活動すれば良いしオタクで腐女子で30前半でも頑張れば1年で結婚できるしハイスペにも会えるんだ。


という前向きな気持ちになったのが私にとって大変心強かったです。


その思考は大変危険だし今すぐ婚活を初めるべきだと嘲笑われるでしょう。


でも20代の自分は、趣味の時間や家事だ仕事だ子供がどうのこうのモラハラだったワンオペだった不倫だの、男性と夫婦として生活していく事や嫌な親族付き合いがセットになってるのが億劫でそれでも結婚したい理由が見つからなかった。


30代に入っていよいよヤバいとなったら婚活すれば良い。

というのは危険だけど自分にとって大変に安定剤だったんですよね。





さて、Amazonのレビューは辛辣な感想も多いらしいけど、そんなキレるような内容なんだろうかと思います。


何となくもう単純に、婚活してる女性そのものが気に食わないだけな気もしますが。



御手洗先生が実際に婚活をしたのは2010年で、この漫画は2012年発売なので今読むと当然情報としてはもう古いです。でも面白い!


これだけ自分を自称(笑)漫画家です普段はモッサイですBL大好き腐女子で風呂も着替えも毎日やらないし家から出たくない引きこもりですと下げて書いていたり。


彼氏と別れて自分は降格したという表現は結婚願望の強い自分の話であって自分以外の他人にそんな区別はありませんと説明を入れたり。


男性からの捌ききれない申し込みもお前は何様だと己に突っ込みをいれながらお断りしたりとか。


素直にお金目当てでハイスペに申し込んだとか、それで痛い目を見て価値観が違うと痛感し年収1,000万以上の条件を辞めてから会った人達は良い人ばかりだったとか。


そこでいちいち相手が臭かったダサかったスマートじゃなかったお店選びが無しだった身長が詐欺だった遅刻してきた奢ってくれない割り勘だったヤリモクだったとかそういう事は書かない。


オタクあるあるというか、なにが女性の反感を買ったりネットで叩かれるのかを察していて、まだ表現に配慮を感じて弄りネタも不快に感じない程度だと思いました。



御手洗先生が登録していた婚活サイトがアドバイザーなどが居ないから全部自分でやるしかないんですよね。


漫画では実際に会った人達の事よりもプロフィールやメッセージのやり取りなどPCの前で起きてる内容が多いです。


とにかく地道で膨大なやり取りを繰り返してやっと誰かに会える訳で、そこからハイスペ男性に何人も会ったって、彼らも暇じゃないんだからそれは凄い。


膨大な申し込みの中でも印象に残るメッセージやハイスペ男性達の発言はぶっ飛んでいるからまだネタに出来たんじゃないかなあと。




婚活は就活と似ている。

そしてアプリにしても始めるのにハードルが低い場所というのはそれだけとにかく色んな人がいる。

本当に真面目に結婚が目的かは分からない。

男性側は(年齢などふるいにかけていても)数打ちゃ当たるで片っ端から女という女にとにかく申し込む。

女性側は大量の捌ききれない数のエントリーが来て、期限内に人力で何とかしないとなら直感で判断しかないだろうし。


しかし漫画内でも書かれていますが、そんな自分からメッセージを送っても誰からも返信が無かったなど男女お互いに一方通行。


システマチックでそこに恋愛感情が湧いてる場合じゃない。




結婚をしたいのは子供が欲しいから。

長期ではなく期限を決めて1年以内に結婚する。

だから婚活に集中しその為の投資を厭わず期限内で一番良い人に決める。


上手くいかなかったら、全てはネタになるし全部漫画にして憧れのコミティアに出よう!と吹っ切れる。

ネタ集めだと思えば何があっても片付けられるし、色んな職業の話を聞くのは楽しい。



ここの、全てはネタになるし色んな職業の話を聞くのを楽しむ辺りマインドは自分も婚活で参考にさせて貰いました。

私も婚活が終わったら漫画にしてコミティアに出てえよ…と夢を持ちました笑




初対面の相手に元カノの悪口を言ったり自分(御手洗さん)の親の職業を侮辱してくるような失礼な相手はハイスペだろうがハッキリその場で断る。


食事代も映画代も自分の分は自分で払う。


ついに2人の男性にまで絞り込まれ、1人はお金持ち、もう1人は漫画を描くに足る環境の人で最後に選んだのは後者。

本当に1年ほどで結婚してしっかり目的を果たしました。



笑えない深刻な内容や重い愚痴はなるべく控えめに、とにかく笑えるような内容にまとまっていて作風なんでしょうけど、何かそこはやっぱりプロなんだなあ…と思いました。




オタクで腐女子の自分は、漫画内の普段見ている女友達は「◯◯たんハアハア」と言っていたり、出来上がったプロフィールは嘘は書いてないけど本当の事は書いてないし本気で書いたらBLの好きなCPなど性癖暴露になるとか、当時の推しキャラのプロフィールを作って遊んだりとか(そのキャラ、私も推しです)で爆笑し、たまに挟まれる同人ネタで描かれているCPがどのキャラか分かってニヤッとしたり。



プロフィールの写真もPhotoshopで補正とか実は自分もちょっとだけやりましたね申し訳ございません。


これは1番最初に登録したゼクシィ縁結びエージェントの話で、どうしても笑った時のほうれい線が嫌で薄く修正を入れたのです。

(これ写真館とプランの安い高いで自分という同じ被写体でも印象が変わるのでビックリした)


逆にフォトショはさすが写真や画像の補正ソフトなだけに、雑な処理だったり相当弄らなければ本当にナチュラルに仕上がるし加工アプリのようないかにも加工した感はあまり出ないからありがたい…。

いやそういう問題じゃない。