「もう、 | 浴室

「もう、

気の済むまでやった?」

そんな言葉を尊敬する人に燐とした顔で言われた

「気の済むまで」が、よく判らない

人の汚く、醜い欲望ばかりを扱っていると、多分加速化して最低ラインが下降していく

許容範囲が広くなるとか包容力がつくとか言うのかもしれないけれど

鈍くなっていく、いや、判らなくなっていく

判らない、終わりが近いことを、終わらせるつもりであることを、気が付かれているのだと思う


わたしは弱さを武器にはしたくないけれど、弱さを武器にする人間には勝てない


今のところ勝ててはいない


ずるずると引き摺り堕ろされていく感覚、飲まれる


多分わたしの尊敬するあの人はそんなわたしに気付いて救おうとしてくれたのだと思うし、環境が変わればわたしは変われるのであろう


心に傷を負いそうな予感、それは人だけじゃないから


わたしはそれをふと思い出してきっと苦しむのだろう


でもそれを手に入れることはできるのかな


きっときっとと思うくらいならわたしが責任を取りたい


苦しい、ごちゃ混ぜのわたしの感情