欲情のカルチャー | 浴室

欲情のカルチャー

ごめんなさい、もう許してくださいと請うわたしを見て、あなたは満足かしら



合理的なわたしのほんの少しのスパイスは、あなたの煩悩をくすぐってくれるかしら



言葉を選んで説明するのよ、あなたに判る様に



隠語を並べて、腰を振れば満足かしら、わたしのスイッチ、押してくれるかしら



判ったようなふりをして、わたしの目の前で、その詭弁をふるって欲しいの



あなたの頭の中、全部わたしに見せてよ、ちゃんと頑張るから、ね



カードは多い方が良いでしょ、ディベートの基本よ、あなたのその論理基盤を崩してあげる



あなたの頭の中にある、綺麗な言葉に包まれた、ホントウが知りたいの



やれないんじゃないのよ、やらないだけなのよ



わたしの口から出てくるその言葉だけを信じないで、あなたの目の前で笑うわたしを疑って



良い人だと思ってる、大丈夫、だけど可哀想




言葉を投げて、貴方の心の波紋を一つづつ、並べる



貴方に気持ちよくなって欲しくて言うのよ、でも貴方たち少し、可哀想ね



でも大丈夫よ、わたしの方が可哀想なのよ




並べる言葉の意味なんてほとんど無いわ、わたしはそのことだってきちんと判っている