浴室

一人で入るもしかり、お客様と入るもしかり

基本的には一人で入りたいけれどもニーズがあれば応える、勿論、仕事だから

浴室に一人で入って体を洗って泡にまみれている時に

ふと自分は何を洗っているのだろうと思うときがある

勿論わたしの体を洗っているんだけれども、洗っても洗っても、落ちない何かがある気がする

何を洗いたくて、わたしは一生懸命、何が寂しくて、バレないように終わった後に歯磨きをして

お客様も知らない秘密を、浴室は知っている