不思議と事実
情事の最中にどうしてわたしが笑うのかについて考えてみたのだけれども、よく判らない
昔は苦痛で苦痛でどうしようもなくて早く終らないかなとしか考えてなかったのだけれども
最近は楽しくてしょうがないという気持ちになってしまう
今考えてみれば、最近は愛人としての時間が終った後の
あのどうしようもない倦怠感や、罪悪感が
感じられなくなっているし、わたしは最近どうしてしまったのだろう?
情事の最中に笑う、鏡に映った姿、ベットに対して横についている鏡
わたしの体、顔、腰を振る相手
今でも、頭の中で鮮明に、映画のように思い出すことはできるけれども
その中で笑っていたわたしはとても楽しそうだった
笑いに混じって、喘いで、でも、喘ぎ声というのと、
笑っているときに「あ」とか「ん」とか言うのって
似ているんだね